雲南市立掛合小学校
6月22日(金)3年生が算数の授業公開を行いました。
雲南市・出雲市の小・中・高等学校、県内の算数授業改善推進校の先生や指導主事の先生に来ていただき授業を見てもらった後、授業研究会を行いました。
 
本校は平成28年度から3年間、県の「算数授業改善推進校」として取組を進めています。平成30年度は最終年度として、自校での取組を近隣の学校に広めていく年となっており、学期に1回ずつ、計3回の授業公開を予定しています。来てくださった方と算数の授業の目指す方向について話し合い、授業改善につなげていきたいと考えています。
 
県の算数事業改善の方針は、「子どもの声でつくる算数授業づくり」です。「子どもの声でつくる算数授業」では、次のような授業を目指しています。
1 子どもが「算数の勉強は好きだ」「問題を解いてみたい」と思う授業、子どもの内面の言葉が表れる授業
2 お互いの考えを伝え合ったりして、それぞれの考えが深まっていく全員参加の授業、子どもの表現しあう言葉に着目した授業
3 子どもが考えること、やり切ることを楽しむ授業


本校では、県の方針を受け、本校の実態に合った取組を進めています。
研究主題は「進んで学び、友達とのかかわりの中で考えを深める子どもの育成」です。
「はなしたい」「ききたい」「わかりたい」 子どもたちの「たい」が泳ぐ授業を目指し研究に取り組んでいます。今年度は、次のようなことを大切にして子どもたちが進んで学び、考えを深めることができるようになることを目指しています。
・子どもが学びをとりに行く
・友だちとの関わりの中で考えを深める
・やりきる場を工夫する
・学びをいかす
 
3年生は、「ぼうグラフと表」の勉強に意欲的に取り組みました。日常の生活と密着した教材で子どもたちの「進んで学び、考えを深める」ことができたように思います。この実践をもとにして他の学年の算数授業、そして全ての授業の改善につなげていきたいと考えています。