10月28日、29日は修学旅行でした。今年度は、新型コロナウイルス感染防止の対策のため、6月の予定を10月に変更し、旅行先も島根県内に変更しました。
見学先は、松江城、八雲立つ風土記の丘、古代出雲歴史博物館、石見銀山世界遺産センターと石見銀山町並みが主な見学先でした。島根のお宝と魅力を再発見する旅となりました。松江城は、戦(いくさ)を想定して建てられた城でした。武者ガイドの方に説明していただき、当時の武将の知恵と工夫を知ることができました。そして、楽しく松江城の魅力に触れることができました。八雲立つ風土記の丘では、日本でも数例しかない見返りのシカの土偶や、額田部臣の銘の入った鉄剣を見ました。勾玉づくりも体験し、こちらは子ども達のお宝になりました。古代出雲歴史博物館では、雲南市加茂町から出土した39個の銅鐸と卑弥呼の鏡と伝えられている景初三年の銘のある銅鏡、荒神谷遺跡から出土した銅剣を見ました。社会科の学習にも登場する出土品で、迫力がありました。世界遺産センター石見銀山町並みは、銀山の様子と当時の人々の暮らしが伝わるものでした。銀の採掘は本当に過酷なものだったようです。採掘に携わっていた鉱夫の平均寿命はなんと30歳程度だったということです。旧熊谷家では、当時の商人の財力と勢力がどんなに大きいものだったかを伺い知ることができました。
子ども達は、行ったことがある場所が多かったということでしたが、説明を聞くことで発見と感動があったといっていました。よい学習になったと思います。