10月26日(木)に4年生が社会科の防災の学習として、先週の見学時にいただいた非常時食(アルファ化米)を試食しました。今回は炊き出し用のご飯を試食しました。まず、段ボールの中に入っているものの確認や段ボールそのものの工夫について学習しました。中には、アルファ化米、しゃもじ、ナイロン手袋、大きなビニール袋、個包装してあるスプーン、ふりかけ、配食用容器、輪ゴムが入っていました。段ボールは、すぐに炊飯器代わりになるように内側に水の量のメモリやふたがそのまま立ち上がるような工夫等がたくさんありました。
今回は約13人分のご飯を作りました。アルファ化米にお湯2Lを入れて、よくかき混ぜ、ビニール袋で密封して15分で完成しました。(水でもできますが時間が長くかかります)さすが災害時用の非常食ですので、段ボールの中のものはすべて手で処理できましたし、その他に必要なものは水(お湯)だけでした。アルファ化米は全員が初めて見たので、最初の状態が普段のお米とはずいぶん違うことにびっくりしていました。15分後に実際に試食しました。お湯を混ぜただけとは思えないご飯の出来具合に、再びびっくりしました。最後に食べてみて、そのおいしさにびっくり。災害時にこのおいしいご飯が、こんなに簡単にできるのは本当に助かるだろうなと感想を出し合って食べました。
非常食を作って食べるという体験は、実際に体験しないと分からないことばかりで、貴重な体験になりました。そして、非常食は非常時でも作って食べることができるように、様々な工夫がされていることが分かりました。