阿用小学校


ようこそ先輩

2023-10-04 17:34:29
 今朝、あいさつ運動をしている運営委員会の子どもたちが「あれって、職場体験で来られた中学生の2人ですよね。」と大きな声が聞こえました。そして、大きな声であいさつをしてみました。すると、中学生の2人は、それに応えて大きな声であいさつを返してくれました。小学生も中学生もとてもうれしそうで、温かい光景でした。
 今日から職場体験「夢発見ウィーク」が始まりました。本校には、昨年度に引き続いて卒業生の2人が来てくれました。まず初めに、職員室で自己紹介をしました。自分がこの3日間で学びたいことをしっかりといえました。小学校時の2人を知っている教職員から「まだ緊張しているね。」といわれるくらい、表情が硬くなっていました。その後、昼休みのフレンド集会で全校児童を前にして自己紹介をしました。6年間、遊んだり学んだりしたですが、初めて来たような気分だったのではないでしょうか。「早く阿用小学校に慣れるようにようにしたいです。」というあいさつがありました。きっと、子どもの時と違った「社会人」として本校の環境に慣れることを考えていると思います。校長は、2人が小学生だった時の、素晴らしい学びをつくっていた当時の様子を紹介しました。子どもたちは、より一層の尊敬の気持ちを高めるまなざしで中学生を見ていました。
 5時間目は、1、2年生教室に、それぞれ分かれて入りました。6枚目の写真は、子どもたちとの距離があるように見えます。これは授業が始まってすぐの様子です。その後、ずっと近づいていったと思います。
 1日の「勤務」を終え、中学生としての生活よりも運動量は格段に少ないのに疲れたということを言っていました。きっと、子どもたちのことを考えながら動いたからだと思います。2人は、教職員が子どものやる気などを促しながら教える工夫や、子どもが安心・安全に生活できるための教師が行っていることを学ぼうとしています。今日感じた、「疲れ」も一つのヒントだと思います。
 あと2日。どんな経験をしていくのか、楽しみです。

とったぞー 取れたことのおすそ分けを

2023-10-02 17:24:57
 今日は、秋らしい涼しく、快晴の中での芋ほりでした。まず初めに、阿用地区振興協議会の方より芋の掘り方、おいしく食べるための保管の仕方などの説明を聞きました。実際に掘り始めると、今年度は大豊作だったようですので、大きな芋に挑戦する子ども、いっぺんにたくさんの芋を採ろうとする子ども、異年齢で協力して採っていく子どもなど、たくさんの様子が見られました。思い思いの「ガッツポーズ」で採れた喜びを表していました。
 今年は、鳥獣対策のための柵をご用意いただき、昨年度のように収穫ゼロということはありませんでした。また、子どもたちが芋植え後に、熱い中、縦割り班で協力し合って水やりを忘れずに行ったこと、夏休み中の酷暑の中での草取りをしていただいた地域の皆様と本校教職員などとおかげで、とても大きな芋がたくさん採れることとなりました。校長が「どうしてこんな大きなお芋が採れたのだろう?」と聞くと、今あげたようなことを高学年ばかりではなく、低・中学年からも一生懸命言っていました。どれが欠けても、収穫は難しかったことを感じて、「感謝」の気持ちを大きくしてほしいです。
 その後、家庭に持って帰る芋を2本選ぶ活動をしました。自分の顔より大きい芋を採る子、袋を忘れたからやむを得ず小さい芋を採る子、大きさより柔らかさと甘さを追究して小さいいもを選ぶ子など、一人ひとりが考えて選択していることがよくわかりました。「私も、家族もサツマイモ嫌いなの。だから小さいのでいいんだ。」という子がいました。すかさず、ほかの子が「阿用小学校で採れた芋は全然違うよ。甘くて、蜜がたくさんあるよ。食べてごらん。」と説得していました。自分たちで植え、育て、採ったからこそ、「おいしさ」が格別だということを知ってほしかったようです。
 本校の子どもたちの素敵なところは、6枚目の写真の姿です。すべての活動が終わった時に、シャベルなどを使ったままであることを思い出し、それらを洗うためにわざわざ帰ってきました。当たり前のように、黙々と作業をする子が何人もいます。こうした、表立っては見えないけれど、大切な仕事をすることが、明日を創りあげる力を培うことの一つだと思います。

避難訓練を行いました

2023-09-29 16:19:31
 今日の2時間目途中から、地震を想定した避難訓練を実施しました。揺れを感じてから、現状の被害状況確認を丁寧に教職員で行うことを今回の訓練では取り入れました。その間、子どもたちは静かに待っていたようです。校舎が静まり返っていました。避難開始の指示を受け、1枚目の写真のように、担任とともに避難を始めました。けがをしている子は教職員がおんぶをして避難しました。その後、校長が話をしました。ほとんどの子どもが、避難訓練に対して自分で立てた目標が達成できたようです。数名の子は、目標達成ができなかったようです。達成できなかったと感じられることは、自分の取組をしっかりと見つめたともいえます。万が一の災害時に生かせることと思います。
 5、6年生は、10月19、20日に実施する宿泊研修のオリエンテーションを行いました。国立三瓶青少年の交流の家での活動です。どのような活動なのか、見通しが立つようにプレゼンテーションを担当が行っていました。子どもたちは、少しずつイメージがついてきたようで、少しずつつぶやきの声が明るくなっていきました。これから3週間、6年生は陸上大会、5年生はその壮行式、新しい児童会活動の始まりなどと、多忙を極める中での準備です。ワクワクドキドキを忘れず、17名全員が楽しめる活動に創りあげていってくれることを期待しています。
 毎月、今月の詩を覚えると校長に一人ひとりが披露しに校長室に来ます。8、9月は、校長の出張が多く、披露するチャンスがなかなかありませんでした。「校長先生、昨日行こうと思ったけれど、おられませんでした。今日はおられますか?」と登校時に聞かれることが度々ありました。子どもたちも、見学や学年や委員会の発表などでなかなか忙しい日々を過ごしていましたので、詩の披露をする機会を作るのはいつも以上に難しかったと思います。そうした中で、今日50名全員が披露を終え、合格書をもらうことができました。語彙を増やし、語感を豊かにするという目的もありますが、こうして自分で時間をつくってチャレンジする力がついていることがうれしいです。
 6枚目の写真は4年生教室の風景です。インターネットで満月の画像を検索していました。6枚目の写真の子は、雲の中で浮かび上がった中秋の名月を見ていました。「〇〇さんらしいねぇ。」と、この後みんなが見ていました。今晩は中秋の名月。ゆっくり夜空を眺めてみてはいかがでしょう。

1日に2つの学校訪問

2023-09-28 18:15:50
 今日の業間体育に、県教育委員会主催の「元気アップカーニバル」がありました。県教育委員会から指導主事が来校され、楽しく、仲よく運動していってほしいとおっしゃいました。そのあと、協賛企業からのクリアファイルと体育用具の「プレゼント」をいただきました。本当は、校庭でのランニングを見ていただくことになっていましたが、あいにくの雨で昨年同様、縄跳びを見てもらうこととなりました。昨日もお見えになった方なので、子どもたちは出会ってすぐのあいさつの後、「あっ、昨日も」などといって笑顔になっていました。
 3枚目、4枚目は、5時間目の6年生の社会科の授業の風景です。出雲教育事務所から指導主事が来校され、6年生の社会科の授業を見ていただきました。子どもたちと担任の授業でのやり取りを見て、「非常に活発で、学ぶ力が高い子どもたちだ。」ということをお話されました。少人数だから、静かで、おとなしい授業を想定されていたようですが、多様な意見、積極的な挙手、堂々とした発言に驚かれました。どの学年を見てもらっても、同じように積極的に授業に参加していることを紹介すると、再度驚かれました。子どもたちが楽しみながら、歴史的な事象に対して向かっていく姿がとても素敵でした。
 今日は以上のように2種類の学校訪問がありました。その中、1年生は、生活科で飼っていた生き物との「お別れ会」がありました。5枚目の写真ですが、職員室を通る際に、「これから、生き物と『さよなら』してきます。」と今まで聞いたことのないような、小さくて弱弱しい声で1年生たちは水槽などを運んでいました。あまりにもさみしそうだったので、近くに行ってみると、またいつものうきうきした声が聞こえ始めました。「先生、たまごだよ。バッタの!。」「先生、飼いたいよぉ。」という会話が聞こえました。ちょっと意地悪に「飽きて担任の先生に任せっきりになるんじゃないの?」「ずっとずっと面倒を見ることができるの?」などと聞くと、今度はしっかりとした声で「ぼくたち、今までもお世話をしてきましたから、大丈夫です。」と答えました。

精一杯やった先にみえるもの

2023-09-27 15:45:55
 今日の昼休みに、5年生が学年発表を行いました。1学期に学習した大東町のお茶について発表しました。最初からグループで原稿等を作っていましたが、1学期間取り組んできたのでそれぞれがこだわりがあり、なかなかまとまらなかったり、意見が衝突したりしていたようです。また、先週ごろから、体育館で練習をしていましたが、なかなか大きな声が出せなくて、いつも教室に帰るときは意気消沈の様子でした。昨日の昼頃から、めどが立ったのか、表情が柔らかくなっていました。
 今朝の登校時には、緊張した面持ちのこと、もう大丈夫だという子といましたが、1枚目の写真のように、始まる寸前は大変緊張していました。それが、始まると同時に、みんなで声をそろえて、とても大きく張りのある発表が始まりました。今回の発表中に休んでいた子や残念ながら今日休んでしまった子がいるにもかかわらず、そんなことを全く感じさせないくらいに自分たちでカバーしあったのでしょう。どの子も、はきはきと(緊張を隠しながらも)堂々と発表をしました。ゲストティーチャー、そして見学でお世話になった大東のお茶屋さんのためにも、本校の子どもたちに「大東茶」の素晴らしさを知ってもらいたい、自分たちのクラスのよさを感じてもらいたいという願いが強く伝わてきました。聞いている子どもたちは、瞬きするのが惜しいくらい、大きな目を開けて聞き入っていました。残念ながら、学年ひとりの代表者が感想発表をすることになっていましたが、聞いていた一人ひとりが様々な感想を持ったと思います。終わって間もなく、緊張が解けて、ぐにゃっとした笑顔を見せる子、少し涙ぐむ子、「先生、がんばったから…」と言って思い切り甘える子、様々なですが、やり切ったという気持ちがあふれていました。これから発表する、3、4、6年生は、プレッシャーを感じていると思います。
 6枚目の写真は、県教育委員会保健体育課指導主事が、体力向上支援事業にかかる学校訪問に来校された様子です。1、2年生の体育、「マット遊び」を見ていただきました。自分たちで率先して準備したり、並んだりするきびきびした姿、できなくて子失敗してもめげずにやってみようとするやる気に満ちた姿を評価していただきました。