阿用小学校


プールの学習が始まりました

2023-06-19 17:00:00
 今日から本校のプール学習を開始しました。「全校の中で1番最初にプールに入らせてもらうのは、3、4年生です。」と担任が発表すると、歓声とともに「なんだか悪いなぁ。緊張すなるな。」という声も聞こえました。その後、担任は、1枚目の写真のように「750」という数字を子どもたちに見せました。思い思いのことを言っていましたが、「これは、昨年度の水での事故で亡くなった方の数です。」という担任の説明で、場の空気は一転しました。「そんなにあるのか」「これからはいるプールも水だな。」と真剣な表情になりました。2枚目の写真は、担任が示した「0」という数字です。この「0」が、プールで亡くなった昨年度の小学生の数だとわかると、安心した表情となりました。すかさず、「どうして『0』だろうね。」という問いかけに、「ちゃんとしていた。」「危ないときに守ってもらっていた。」などという考えを発表していました。「とにかく、全国の小学生はプールでの活動でのルールをしっかり守ったということなんだよね。」と言われ、これから担任が示す「プールでのきまり」をもれなく聴こうという集中力が表情から見て取れました。その後、ひさしぶりのプールを存分に楽しみました。明日も3、4年生はプール学習があるようです。保護者の皆様、水着の洗濯、乾燥、お手数をおかけします。
 5枚目の写真は、3年生の「大東町めぐり」のめあてづくりの様子です。昨年度まで学校の周りについて調べていましたが、とうとう範囲を広げます。「見つけたこと、あれっと思ったこと、なんでもメモしていくことが大切なんですよ。」という担任の言葉に、学習用タブレットで写真を撮るといいんじゃないか、などと、見学先に言った気持になって、調べる方法を考えていました。
 最後の写真は、低学年の音楽の様子です。先日の3、4年生の音楽会の取組を見て、特に2年生の表情が厳しくなっています。「来年は、自分たちが!」そう言った気迫を感じさせる音楽の授業風景でした。…あと1年間、この気持ちが持続しますように。

大きくなったよ たった2か月だけどね 保幼こ小連絡会

2023-06-16 16:41:43
 今日の午後、本校の保幼こ小連絡会を実施しました。今年度入学した6人の子どもたちの出身園の先生方に授業を見ていただきました。1枚目の写真は、先生とのご対面の様子です。最初は、「小学生になったんだから、そんなに甘えるのは…」と躊躇していましたが、先生の顔を見るとやっぱり我慢できなかったようです。「むぎゅー」が見られました。そうした「充電」の後に算数の「たしざんのおはなしをつくろう」という活動を行いました。なかなか難しい活動です。絵の中から、池に入っているアヒルと池に入ろうとしているアヒルといった、同一種類の3つと4つに分かれているものを探します。それを探して、「アヒルが3羽います。4羽来ました。あわせていくらでしょう。」という文を作成します。アヒルは「羽」、人は「人」といった数え方を判断しなければいけません。それなのに、「丸い木と三角の木」や「ジャングルにいる子とジャングルに行こうとする子」などという表現が出てきたのは、この1年生らしいところでした。園の先生方も大変喜んでおられました。最後は、先生とお礼を言い合いました。
 授業公開後、2か月の成長、年長の1年間で大切にされていることの情報交換をしました。興味・関心を大切にすること、失敗を重ねながら試行錯誤していくこと、目的を共有して折り合いをつけながら協働していくことなど、どの園も大筋のところで大切にされていることが同じことがわかりました。その後の個別の話でも、大人になっても大切にしたいことだという話題となりました。0歳からの「学び」をつなぐことが、私たちの使命であるということを実感したひとときでした。
 4枚目と5枚目の写真は、どちらも6年生の学級目標を考える活動の姿です。実は、4枚目の5枚目の間には、1時間の差があります。この子たちは、卒業式のころにどんな姿になっていたいのかを、2時間通して話していました。「日々の成長が重なり合うことで、より高みを望む(向上心をもつ)」という考え方と、「より高みを望むからこそ、何をがんばるのかが明確になって成長していこうとする」という考え方が拮抗していました。日々のすべきことをこつこつと取り組むことの重要性と、ビジョンにどのように近づくのがよいのかを見据えた努力が必要であるという、課題解決の方法での話し合いだったと思います。よく2時間も6人で話し続けたと思います。拮抗した考え方のどれになったのかというより、自分たちの将来の姿を真剣に考えることが大切です。これからの人生において代えがたい2時間だと思います。
 1、2年生は、七夕飾りをつくりました。「プロゲーマーになりたい」「小学校の先生になりたい」「アイドルになりたい」「コロナが収まってほしい」「このメンバーで一生一緒にいたい」などがありました。やはり「願い」を持つこと、「願い」について考えることは大切ですね。

粘り強く「努力」、「協力」し続けてきた音楽会

2023-06-15 18:48:25
 今日はいよいよ雲南市の連合音楽会当日でした。
 3、4年生18名は、この音楽会に向かって、「きれいな音でうまく演奏したい」、「みんなで心を1つにしてすてきな合奏をしたい」といった「目標」をしっかりともって練習に取り組んできました。その目標を達成しようと、何度も何日も自分の楽器練習を「努力」し、パートや全体で「協力」し続けてきました。演奏の上達はもちろんですが、今日まで自分の目標に向かって、粘り強く「努力」、「協力」し続けてきた3、4年生の取組の姿に大きな成長を感じました。
 今朝、全校のみんなが阿用小の代表で音楽会に参加する3、4年生を見送りました。これまで毎日頑張る3、4年生の姿を見守ってきたみんなはがんばってきてねと心を込めて見送ることができました。3、4年生はうれしそうに手を振ってがんばってくるといい顔をして出発しました。お互い、本当に素敵な心を届け合った瞬間でした。
 本番はこれまでにはない緊張感もあったことと思います。ですが、これまで心を一つにしようと高め合い支え合ってきた22名の仲間を信じ、努力し続けてきた自分を信じ、心を一つにした「HELLO」を演奏しました。とても立派な姿でした。
 運動会が終わり、音楽会も終わりました。これまでに子どもたちが培った力をこれからのくらしや学習にどうつなげ、生かしていくのか楽しみにしています。

音と心を合わせて  拍手がもらえること

2023-06-13 18:04:16
 今日の2時間目終了後に、音楽会壮行演奏会を行いました。本市の音楽会が数年ぶりですので、壮行演奏会もまた久しぶりです。4年生は1年生の時に聴く立場で壮行演奏会を体験しましたが、3年生にとっては初めての体験です。2時間目に練習をしましたが、聴衆がいないのに、表情も音も緊張していました。担任は、「壮行演奏会には、保護者の方も来られるよ。」とプレッシャーをかけますので、より一層の緊張をして会の開催を待っていました。その様子が1枚目の写真です。背中越しですが、今でも緊張が見て取れます。
 さて、2枚目の写真は、3人の4年生の子どもたちの初めのあいさつの様子です。今まで教職員を含めた21人の努力について、そして当日の意気込みをゆっくりとていねいに、元気よく話をしていました。3枚目の写真は演奏の様子です。2時間目にはあんなに緊張していたのに、リラックスした音で、今までにないぴったりと合ったり、音の強弱をつけたりした演奏をしました。曲が終わった瞬間に拍手をもらい、子どもたちが驚いていました。演奏を終えて、子どもたちは満足そうな表情で「よかった。今までの練習の成果が出た。」「ほんの一瞬だった。」などという感想を言っていました。担任も一緒になって、喜んでいました。あと二日、より一層の向上をめざして練習を重ねることを期待しています。
 1年生の教室に行くと、「もう少しで、ひらがなが終わるよね。」という会話が聞こえてきました。「『れ』と『わ』は似てるね。」などと、今まで習ったことと比べながら、書き順を確かめてかいていました。4月から始めたのに、ずっと前からひらがなを書いているような会話を聞いて、「ちょっと大人になった」といううれしい気持ちを持っている1年生がより一層かわいく思えました。1年生にとっては、きっと生涯記憶に残る「学び」の一つになる一大イベントの大作業だったと思います。
 6年生の教室に行くと、ある子の自学ノートをみんなで評価していました。自学ノートは「自分で学ぶ」ノートですから、独りよがりになりがちです。内容も質も、教師の指導以外はすべて自分次第です。つまり、より深く考えたり、より広いことを調べたり、よりわからないことに挑戦したりすることが、すべて教師任せになってしまいます。それでは、生涯学び続けなければならないのに、全く通用しない「自学」する力しか身につきません。そうした意味でも、友だちの自学ノートをみんなで評価しあうことで、自分の「自学」力が向上します。教師が指導することを1だとすると、15くらいの効果があると思います。今後も続けていくようです。「自分たちで」伸び続けようとする大切な時間だと思います。

学校評議員会でいただいたご意見

2023-06-12 18:14:41
 先週の金曜日に、第1回の学校評議員会を開催しました。5名の評議員の皆様には、各学級の授業を見ていただきました。1年生は音楽、2年生は学活、3年生は図画工作、4年生は算数、5年生は道徳、6年生は算数を公開しました。写真にもあるように、本校の子どもたちは評議員さんが教室に入られても、物おじせず、大きな声であいさつをします。近づいて話しかけられてもしっかり受け応えします。日頃の授業風景と全く変わらない様子です。授業での学びの活動が楽しかったり、没頭したりしているので、どのように人に見られているのかということなど意識にないのでしょう。
 授業公開後、それぞれの評議員の皆様からご意見をいただきました。子どもたちが活発で明るくて元気がもらえた、子どもが主体的に学びに向かっている様子がとても良い、などという授業に関しての感想をいただきました。また、先般のPTC運動会における、子どもたちが自分たちで創りあげていった過程を褒めていただきました。また、運動会での児童代表のあいさつの内容の「濃さ」についても、「大人顔負け」だと評価していただきました。
 日々、子どもと教職員が紡いでいる教育活動をこうして評価していただくことはとてもうれしいことです。子どもとともに、よりよい教育の追究に挌闘している本校にとって、自分たちの進むべき方向性が間違っていないと思えた会議となりました。