今年度の学級経営の重点に、「健全な自尊感情の育成とソーシャルスキルの育成」を掲げ、具体的方策として「大中ふれあいタイム」の実施をあげています。ふれあいタイムとは、短時間で行う簡単なエクササイズを継続的に実施することによって、子どもたちの「ソーシャルスキル(人と関わる技術・コツ)」を高めていくことを主なねらいとしています。この取組は、名城大学の曽山和彦教授が提唱し、その効果の高さから全国各地に広がり、島根県内、雲南市内の多くの学校で実施されています。今日は初めてふれあいタイムを実施し、うまくいかない面もありましたが、各学級で、子どもたちが楽しく活動に取り組む様子がみられました。少しずつ改善しながら、いい形で定着できればと思います。
生徒会役員の委嘱式が行われ、藤原新生徒会長より、新しい役員に委嘱状が渡されました。そして、21名の生徒会役員のみなさんが挨拶をし、今後の活動に向けての抱負を述べました。一人一人の言葉から、これからの大東中学校を自分たちの手でよりよい学校にしていこうという強い思いを感じました。2年生のみなさんがとても頼もしく感じます。2年生を中心とする新生徒会がいよいよスタートしました。
委嘱式のあと、各学級の学級委員の任命式も行いました。さらに、今学期からスタートする「大中ふれあいタイム」の目的や意義について、大島校長のほうから説明をしました。この学級で過ごすのもあと約2か月。今年度のよい締めくくりができるよう願っています。
この冬季に雲南市内の小中学校から全国大会に出場する児童・生徒に対して、雲南市の石飛市長から激励する会が、市役所で行われました。参加した6名のうち5名が大東中生でした。12月26日から大阪で行われる都道府県対抗中学生バレーボール大会に、本校から2名の生徒が選ばれて参加します。そして、1月28日に行われる全国中学生ロボットコンテスト大会に、県予選、中四国予選を勝ち抜いて、本校から3名の生徒が出場します。一人一人が大会に向けた抱負を述べたあと、石飛市長から熱い激励をしていただきました。全国の舞台で、自分の力を精一杯発揮してがんばってもらいたいと願っています。
これまでの人権学習のまとめとして、全校で人権集会を行いました。各学級で実施した同和問題学習やネットいじめに関する学習、人権講演会での三浦さんの話をもとに、「誰もがいじめや差別を受けない学校にするため、私たち一人一人がすべきことを考えよう」というテーマでパネルディスカッションを行いました。
パネリストの生徒たちは、いじめや差別をなくすために大切なことについて、自分の考えを堂々と発表しました。パネリストの意見や考えを通して、一人一人が自分の考えを深めることができたと思います。人権の大切さについて考える、とてもよい時間となりました。
学力育成プロジェクトの一環として、1年生が島根大学に出かけ、島根大学大学院教育学研究科の松本一郎教授の授業を受けました。大島校長が4年前まで島根大学の教員として松本先生と一緒に勤務していた関係もあり、今回の授業について松本先生に相談したところ、快く引き受けてくださいました。松本先生には、学食での食事を世話していただいたり、学内の案内もしていただきました。生徒たちはめったに行くことのない大学キャンパスの雰囲気を味わうことができました。
理科教育や環境教育の専門家として、テレビ出演などもしておられる松本教授は、生徒たちが現在使っている東京書籍の教科書の執筆者でもあります。講義では、大東中の1年生のために、様々な実験などをして、科学の面白さを伝えていただきました。生徒たちにとっては、大学での授業を受けるという貴重な体験となりました。今日の体験を、ぜひ今後に生かしていければと思います。松本教授には、大変お世話になりありがとうございました。
3年生が球技大会を行いました。各クラス対抗で、バスケットボールで競い合いました。卒業まであと3か月となり、この学年のメンバーで過ごす日々もだんだん残り少なくなっています。
そういった中で、みんなで楽しく、声援を送りあいながらバスケットボールを楽しむことができました。3年生のみんなにとっても、とてもよい時間となりました。
生徒総会を行い、今年度第2学期の活動についての質疑を行い、各学級からの質問や意見についての質疑を行いました。3年生の役員にとっては、この総会が一区切りとなり、生徒会の運営は2年生が引き継いでいくことになります。総会が終了したあと、3年生の役員のみなさんが並んで挨拶をしました。一人一人の様子から、難しい役割を一年間やり遂げたという達成感を感じました。
生徒総会のあと、次期生徒会長を選出する生徒会選挙を行いました。選挙の結果、2年生の藤原さんが新生徒会長に選出されました。これから新しい生徒会役員のメンバーを選出し、1月から新しい役員で生徒会を動かしていくことになります。よりよい大東中を築いていくため、生徒会活動がますます活発になることを願っています。
現行の学習指導要領から、小学校からプログラミング教育が行われるようになり、様々な取組が進められています。中学校においては技術科の時間にプログラミングについて学んでいます。今日はロボットをプログラム通りに動かせるように一人一人が学習用PCを用いてプログラミングをするという学習が行われていました。ちょうど学校関係者評価員会(兼学校評議員会)の委員のみなさんに見学してもらいましたが、その学習のようすにみなさんびっくりしておられました。プログラミング学習のよさは、失敗しても何回もやり直せるところです。これからの時代に生かせるスキルとして、しっかりと学んでいけるといいですね。
今年度も学校司書の小田川さんによるブックトークを行っています。12月は3年生の各クラスで、朝読書の時間を利用して行いました。小田川さんは、本の内容を画用紙にわかりやすくまとめた紙ポを使いながら、生徒たちが読んだらいいという本を、わかりやすく紹介してくださいました。生徒たちも身を乗り出して話をきいていました。中学生の時期は、たくさんの本に親しみ、自分の感性を磨き、創造力を広げていってもらいたいと思っています。
12月4日(土)からの人権週間にあわせ、本校においても人権の大切さを考える学習を様々な場面で行っています。今日は三浦成人さんを講師に招いて、人権講演会を行いました。三浦さんは「生きるということ」という演題で、自らの差別体験をもとに、差別のない社会にするためにどうすればいいか、生徒たちに熱く語りかけられました。「差別のない社会にするためには正しいことをするしかない。恥ずかしくないことを。まともだと思うことをやるしかない。一人だとできないこともたくさんある。仲間がいるとできる。そういう社会にしてください。」という三浦さんの言葉は、きっと生徒たちの心にも響いたと思います。三浦さん、今日は貴重な話をありがとうございました。