Ⅱ 具体的な取組(重点 及び 基盤的取組事項)
1 重点的な取組
【良好な人間関係の構築と望ましい集団づくり】
- なかよし班活動(縦割班)を中心とした仲間づくりを行う。
- 「心のアンケート」、教育相談、アンケートQU等を活用し、望ましい集団づくりを行う。
- 学級や縦割り班、委員会活動等で、児童一人一人のがんばりを最大限評価し、自尊感情を高め他者理解を促すことにより、認め合い支え合う集団づくりに努める。
【特別支援教育の視点に立った指導、支援】
- ユニバーサルデザインの授業のための教材、教具や指導方法を工夫する。
- 達成感、満足感を味わわせるための課題設定や単元構成を工夫する。
- 個々の力に応じ、個別指導と全体指導をバランスよく行う。
【授業改善、指導力向上に向けた取組】
- ねらいを明確にした「分かる授業」をめざす。
- 学習内容をふりかえり、次時に生かすとともに、個別指導につなげる。
- 授業の中に、話合い活動(全体、グループ、ペア)を意図的に取り入れ、児童がお互いに学び合い高め合う学習集団づくりに努める。
2 基盤的な取組
教職員自らの意識改革
- 「いじめ」は、本校でも十分起こりうるという認識、危機感を全教職員がもつ。
- 子どもを多面的に見る。一様な見方、思い込み、他者との比較等の偏りを払拭する。
- 子どものよさを最大限評価する。「ほめて育てる」ことを基本に子どもに接する。
- 善悪については、毅然とした態度で臨む。
- 「教職員の言動で子どもの意識がつくられていることもある」という認識に立ち、常に公正・公平な態度で子どもの前に立つ。
- 人権尊重の理念に対する理解と認識を深め、「隠れたカリキュラム」を意識した学習指導や学級経営等にあたる。
- いつもと様子が違う子どもにはすぐに声かけをし、心配ごとや困っていることに対応する。そのために、ふだんから観察やコミュニケーションを欠かさず行う。
日々の指導、取組の充実
- 人権・同和教育を全ての教育活動の基底に据えた指導を行う。また、人権週間においては、重点的な取組を行い、人権尊重の意識を高めていく。
- ひやかし、からかい等、差別的な言動へは即時対応する。その際、個別指導と全体指導をバランスよく行う。
- 人権に関わる案件については、全校集会等を開き、全教職員で指導にあたる。
- あいさつを励行し、子どもの指導とともに、教職員自らがモデルとなる。
- 言語環境を整える。呼称は「さん」を使う。
- 児童に関する情報交換の場を職員会議の中に位置づけ、情報収集、情報交換を行う。指導を要すると判断した場合は、全教職員が共通認識のもと同じスタンスで指導にあたる。
- 気になることがあれば、すぐに職員室で話題に挙げ、管理職に報告、相談し、早期発見・早期対応につなげる。
- 「西日登小学校 ふるまい6ヶ条」を基本とした生活指導により、基本的生活習慣の確立を促す。
- 保護者の気持ちに寄り添い、その思いを受容的に受け止める。また、保護者との連絡を密にし、事案によっては家庭訪問等を行い、直接顔を見て話をする。
- 「いじめ」への対応に関する校内研修を計画的に行い、意識高揚、資質向上を図る。
※ 本基本方針が十分に機能しているかを学校評価により点検、評価、改善し、更新していく。