阿用小学校


背が伸びたんじゃない?

2024-01-09 17:00:00
 3学期が始まりました。地域の皆様に迎えられて、元気よく登校することができました。始業式では、校長から「願い事をかなえるには、時間を大切に、自分から進んで取り組むことが大切。そのためには家での過ごし方がポイント。」という話をしました。冬休み中に、ゲーム三昧だったり、家での団らんや家の仕事(お手伝いと言いません)をしていなかったりした子は、「ドキッ」としていました。加えて「人は弱いものだから、学級や家でくじけそうになった時こそ相談してみましょう。これも七転び八起き。」という話もあり、少し「ホッ」としていました。
 その後、各学級で冬休みの暮らしを発表したり、宿題等の提出、ゲームをしたりしていました。さすが!?6年生は冬休みの宿題の成果を試すテストをしていました。3枚目からの写真は、各担任が子どもたちが教室に入る前に用意していた黒板を見ていただきたくて掲載しました。当然、5・6年生も担任の思いのこもったメッセージが書いてありました。
 子どもたちの様子を見ると、いつからでも授業が始められるようです。これは、保護者の皆様の冬休み中のお声がけ、お心遣いのおかげです。心から感謝します。
 あっという間に卒業式がやってきます。今日登校時に「背が伸びたんじゃないか?」と思うくらい、子どもたちの表情が大人っぽくなっていたことにびっくりしました。しかし、集団下校の際に、6年生が「ぼくたちがみなさんと一緒にいれるのは、あと2か月ちょいです。」と話したのを聞くと、まだまだ成長が見られるのではないかという期待とともにさみしさを感じました。

自分から進んで

2023-12-25 14:29:45
 今日は81日間(学級閉鎖の学年は79日間)の2学期最後の日でした。終業式で校長は、本校がめざしている「自分たちで創りあげる学校」の取組について各学級の「良さ」を写真を使ったエピソードで話しました。自分たちの学級がこだわっていたところを紹介してもらって喜ぶ子、他の学級の頑張りを自分のことのように喜ぶ子など様々ですが、「自分たちで創りあげる」ことへの満足感を少しずつ味わえるようになってきました。加えて、校長は「こんなに学校では「自分から進んで」ということができているのに、『宿題や自主学習』『読書』、『ゲームやテレビについてのきまり』については「自分から進んで」ができないのはなぜ?」という問いかけをしました。ある子は「しまった。ばれた。」という顔をしました。そのほか「自分はちゃんとやっているよ。」という表情だったり、「やろうと思っているのに先に言われてしまう。」と困った表情だったりしました。「これだけ学校でできるのは、家庭でダラーッとリラックスするからかもしれないね。」というと、また目を輝かせる子もいました。「でも、もう一つ上のあよっ子になりませんか。家庭でも『自分から進んで』をやってみませんか。」との校長の言葉に対して、あきらめの頷きを含めて全員で取り組むことを誓いました。そのあと2枚目の写真のように、生徒指導主任から「は(早寝早起きをする)、ひ(火遊びをしない)、ふ(不審者に注意する)、へ(勉強をする)、ほ(本気で家の仕事に取り組む)、ほ(本を読む。」を冬休みに守ってほしいと言われると、子どもたちは大きな声で「はい。」と返事して「誓い」ました。
 3、4枚目の写真は、2学期の振り返りを書いている様子です。3枚目の写真は1年生、4枚目の写真は3年生です。できたこと、こだわって取り組んだことがたくさんあったようで、しっかりとした字でたくさんのことを書いていました。そんな中、ある子は「勉強」の欄を△にしていました。「3学期にこれを◎にするにはどうすればよいの?」と聞くと、「ランドセルを必ずチェックする。」としっかりとこちらの目を見て応えてくれました。△にする勇気とできなかったことへの解決策を考えていることが素晴らしいです。5枚目の写真は4年生の教室の様子です。「先生。2学期使った引き出しだから、きれいにしないとね。」と言いながら黙々と掃除をしていました。
 あいにくの雨でしたが、「よいお年を!」などといって職員室へのあいさつをして帰っていきました。
 さて、明日からの冬休み。子どもたちは「進んで」行動すると言っております。どうか信じてやってください。もし言ってからでないと動かないことがあったら、次の日は信じてやってください。その時、「心は弱いものだから、明日できるようにする方法を一緒に考えてみる?」と相談にのっていただくと喜びます。これは「自分たちで創りあげる学校生活」で学んだことの「応用」、「発展」、「超難問」だと考えます。どうぞご理解とご協力をお願いします。

雪が降りました

2023-12-22 15:01:25
 今日の未明からの降雪で校庭も真っ白になりました。業間休み、昼休みに校庭に出て遊びました。2枚目の写真の雪ダルマは、最後は作っていた2年生の身長より高くなりました。「雪ちゃん」という名前だそうです。
 2学期終盤も終盤。やはりこの季節ですので、1年生はかるた。2年生はお楽しみ会(クリスマス会)を行っていました。1年生のかるたは、読み始める前からつい手が出てしまったり、なかなか札を取れなくて泣きそうになったりします。しかし、全員で楽しむためにはルールにのっとって、感情をコントロールしながら楽しむしかありません。「〇〇ちゃん、手が出てるよ。」「あっ、ごめんごめん。」「もう、次は取ろうと思っていたのに。」と楽しそうな会話をしていました。ゲームもDVDもなかったころ、子どもたちの冬の遊びの定番だったかるたは、ルールを守ったり感情のコントロールをしたりすることの大切さを身に付ける重要な「学び」だったようです。2年生のクリスマス会、写真はダンス披露の様子です。動画サイトから、2年生のみんなが喜んでくれそうな曲と踊りを選んで披露したようです。見ている子たちは、動画を見たり踊っている友だちを見たり大忙しでした。こちらは今どきのことをうまく活用している「学び」ですね。
 5枚目の写真は5年生の1時間目の様子です。「先生。今日はたくさんある課題を全部やってしまいます。大忙しです。」「でも、4時間目にお楽しみ会があるから、がんばれます。」とそっと教えてくれました。5年生の2学期は、たくさんの行事や活動があるにもかかわらず、算数を筆頭に学習が急激に難しくなる学期です。あまり「お楽しみ会」をする余裕はないのではないかというもっぱらの予想に反して、「お楽しみ会」を勝ち取ったようです。その貴重な様子は残念ながら写真にとれませんでしたが、その後の昼休みに遊んでいた様子を紹介します。男女楽しく遊んでいました。
 帰りに何人かの子が、「サンタさんにね。」とお願いしたものを教えてくれました。私にとってはその一人ひとりの表情が最高のプレゼントでした。

まだまだ学んでいきます

2023-12-21 15:14:36
 今日の昼休みに健康委員会主催の「なかよし遊び」がありました。雪が舞っていましたが、体育館は熱い戦いが繰り広げられていました。1、2年生も負けじと上学年にあてようとチャレンジしていました。また、ボールが3つありましたので、右を見ていると左からあてられることもあり、速くボールを投げさえすればよいわけではなかったようです。最後に委員会から、「これからも、楽しみながら健康づくりをやっていこう。」という呼びかけがありました。
 3年生は今日がお楽しみ会でした。自分たちで考えたことを計画、実行していきました。2学期で、「みんなで楽しむこと」が楽しいという気持ちがより一層芽生えたようで、それぞれの願いを主張しながら、楽しんでいました。
 さて、2学期も終わりに近づきました。朝礼の時には、今月の歌と校歌の練習が始まりました。音楽の授業でも、また新たな気持ちで校歌を歌っていました。(4枚目の写真)5枚目の写真は1年生の「じがくの山」です。自学ノートを1ページするとシールが貼れます。みんなで協力して頂上までたどり着いたようです。「先生。みて。山が!写真撮ってよ。」と1年生が情報提供してくれました。冬休みにもきっと自学ノートに取り組んでいくと思われます。
 6枚目の写真は、6年生の道徳の授業です。帰宅時間を守らなかったら自転車使用を禁止される主人公が、その時間になりそうなときに友達が家のカギをなくしたことが分かったという状況です。さて、あなたが主人公なら家に帰るか友だちのために一緒に探すかということを考えていました。「自転車使用ならいいかな。」「ゲームだったら家に帰るな。」という発言がありました。さて、ご家庭で話してみてください。子どもさんの「ジレンマ」が聞けるかもしれません。家の約束も友だちのことも大切ですよね。

クリスマスが近づきました

2023-12-20 15:57:10
 今朝子どもたちが登校すると、「わーっ。」と歓声が上がりました。児童玄関が暗いのであかりをつけようとすると、「せっかくクリスマスっぽいから、このまま暗い方がいいよ。」という子もいました。教職員がサプライズで児童玄関にツリーなどを飾りました。子どもたちは、とてもうれしそうに、このサプライズに応えていました。
 3枚目の写真は1年生のお楽しみ会です。子どもたちがやってみたいことを企画して、担任も参加してもらって会を運営していました。今まで自分が経験した楽しいゲームなどを友だちに紹介して、友だちと一緒に楽しく活動することはかなり難しいことです。というのは、自分だけ楽しいと思っていても、うまく説明をしないとみんなで楽しむことができないからです。「どうしてわかってくれないの!。」とか、「〇〇ちゃんの説明、全然わからない!。」という会話がよく聞こえてくるのでしょうが、そういったことはなかったようです。お互いにリーダーシップとフォロワーシップを生かして活動したようです。
 4枚目の写真は4年生の理科の様子です。温度によって鉄の体積が変わることを先日の実験でわかったようです。すると、ある子が「それはやばいんじゃないかな。電車の線路が縮んだり膨らんだりしたら危なくないかな。」と言い出しました。近くの子が「そんなことしたら、いつも電車が止まらないといけないよ。大事件じゃん。」と説得しても譲りません。先日は、社会科の学習の際にアーチ型の石橋がなぜ頑丈なのかを、10月に行った遠足での見学先で得た知識を使って説明した子たちです。学んだことを日常に、そしてまた学びに生かすことができる子どもたちのよさが垣間見える一コマでした。
 5枚目の写真は5年生の国語の活動の様子です。「ひきょう」を国語辞典で調べていました。なんだか、読んでいる文が違います。「卑怯」と「秘境」の違いです。子どもたちは、「大造じいさんとがん」で出てくる「ひきょう」は「卑怯」の方だと、全体から類推していきました。自分で「『ひ』の次は『き』、次は「よ」」というように調べていくこと、そしてどの言葉が適切かを判断する、という作業が大切です。
 昨日に引き続き、3、4年生が書初めの練習をしました。いつも明るく元気な2つの教室ですが、シーンと静まり返っていました。集中した表情での取組の中で、自分の字を見つめている子どもたちがとても素敵でした。冬休みの練習にも生かしてもらえそうです。