阿用小学校


疲れに気づく今日この頃に

2024-01-15 17:39:12
 今朝、登校する様子をみていると、目がはれぼったくなっている子や、いつもより挨拶の声が小さい子や、寒くて縮こまっている子がいつもより多かったです。年末年始の疲れが出てきているときに、全校で楽しく活動する行事もあまりない今週は、子どもたちにとって「よし、がんばるぞ!」という気持ちになれないのではと心配していました。
 今日の6枚の写真は5時間目の様子です。1年生は、給食センターで給食がどのように作られているのかを知る活動をしていました。家庭では考えられないほどの人数の食事を作ることへの苦労や工夫を探っていました。知っている知識をふんだんに使って発表していました。2年生は、国語の物語文の学習をしていました。登場人物がどこでどんなことをしているのか、そしてどんな気持ちなのかを教科書から読み取っていました。一人ひとりが教科書から探して、ワークシートに書き写したり、学級で発表しあったりしていました。
 3年生は、理科で電気を通すものはどんなものなのかを探っていました。私が「消しゴムとか鉛筆じゃないの?」と話しかけても、ただひたすら考えている様子が見られました。銅線には電気を通すということから、応用していこうとする強い姿勢が見られました。4年生は国語で百人一首について学習していました。「読んでみて違和感があるところがない?」という担任の問いに、「月が多いなぁ。」「自然についてたくさん書いてあるなぁ。」とかたくさんの発見をしていました。5、6年生は、外国語活動で、日本の行事について知らせる活動をしていました。日本の食事で連想する言葉を英語で言います。それが、2人目は前の友だちが言った言葉も言わなければいけないというルールです。「ライス」「ライス、てんぷら」「ライス、てんぷら、すし」とどんどん加わっていきます。「前の人のを聞いていたら、自分の言うのを忘れてしまったわ。」となってしまいます。集中力を切らしてはいけない活動でした。
 どの写真も、子どもたちが一生懸命取り組んでいることが分かります。極めつけは6枚目の写真は2年生の子の姿です。
 登校時に元気がないと思っていたあよっ子は、自分たちで学ぶ意味や楽しさを見つけて、一生懸命活動していました。

伸びよ 伸びよ

2024-01-12 17:54:48
 今日1年生教室前の廊下では、1枚目の写真のような姿が見られました。必死に、廊下にある掲示板を見ながら、付箋に何かを書いていました。その結果が、2枚目の写真です。一人ひとりが自分の「作品」の良いところ、がんばったところを発表し、その話を聞いたうえで、友だちの「作品」を見ながらよさを付箋に書いていました。自分の「作品」に対して、良い所を友だちに言ってもらうことはとてもうれしいことです。励みになると思います。また、友だちの良い所を探すことは、「今度は、〇〇ちゃんの良い所を真似てみよっ。」ということにつながると思います。
 3枚目の写真は、3・4年生の体育の様子です。長縄での「8の字跳び」の跳び方について考えている様子です。「一番のコツは。」と担当が言うと、固唾をのんで聞いていました。「ひっかからないことです。」という言葉に、「そりゃそうだよ。」「いや、むずかしいよ。」と返答がありました。さっそく、3年生は試しを体育の授業ばかりではなく、業間にもやっていました。1回コツを聞くと、「こんなこともできるんじゃない。」と新たなコツを見つけることができると思います。3年生ががんばると、4年生は上学年としての意地がありますので、より一層頑張ります。
 5、6枚目の写真は、3年生以上の「書初め」の様子です。2学期末も練習しましたが、冬休みにも練習したと思います。一字一字に気持ちを込めて、筆を立てて、お手本を見て、とたくさんのことを一度にしなければなりませんので、うまくいかないこともあります。清書として書ける枚数は決まっていますので、緊張は増すばかりです。「あぁ、もっと練習しておけばよかった。」「もう少し、〇画目を長くすればよかった。」などと心の声もあったでしょう。自分に向き合いながらの2時間。よりよい「作品」をつくることも大切ですが、弱い所もある自分に正対する大切な活動だったと思います。
 昨日、「先生、今月の詩を言いに行きます。」という子がいました。「先生は出張だからもう学校を出るよ。」というと、「なら今、ここで言います。絶対に全校で一番早く合格したいんです。」という熱意に負けて、そこで聞く子としました。見事なまでに、自分の心の中に入れているような暗唱でした。今日は、2年生が全員合格しました。また、小学校生活初めて学年1番に合格した男の子もいました。
 伸びよ。伸びよ。あよっ子、伸びよ!

背が伸びたんじゃない?

2024-01-09 17:00:00
 3学期が始まりました。地域の皆様に迎えられて、元気よく登校することができました。始業式では、校長から「願い事をかなえるには、時間を大切に、自分から進んで取り組むことが大切。そのためには家での過ごし方がポイント。」という話をしました。冬休み中に、ゲーム三昧だったり、家での団らんや家の仕事(お手伝いと言いません)をしていなかったりした子は、「ドキッ」としていました。加えて「人は弱いものだから、学級や家でくじけそうになった時こそ相談してみましょう。これも七転び八起き。」という話もあり、少し「ホッ」としていました。
 その後、各学級で冬休みの暮らしを発表したり、宿題等の提出、ゲームをしたりしていました。さすが!?6年生は冬休みの宿題の成果を試すテストをしていました。3枚目からの写真は、各担任が子どもたちが教室に入る前に用意していた黒板を見ていただきたくて掲載しました。当然、5・6年生も担任の思いのこもったメッセージが書いてありました。
 子どもたちの様子を見ると、いつからでも授業が始められるようです。これは、保護者の皆様の冬休み中のお声がけ、お心遣いのおかげです。心から感謝します。
 あっという間に卒業式がやってきます。今日登校時に「背が伸びたんじゃないか?」と思うくらい、子どもたちの表情が大人っぽくなっていたことにびっくりしました。しかし、集団下校の際に、6年生が「ぼくたちがみなさんと一緒にいれるのは、あと2か月ちょいです。」と話したのを聞くと、まだまだ成長が見られるのではないかという期待とともにさみしさを感じました。

自分から進んで

2023-12-25 14:29:45
 今日は81日間(学級閉鎖の学年は79日間)の2学期最後の日でした。終業式で校長は、本校がめざしている「自分たちで創りあげる学校」の取組について各学級の「良さ」を写真を使ったエピソードで話しました。自分たちの学級がこだわっていたところを紹介してもらって喜ぶ子、他の学級の頑張りを自分のことのように喜ぶ子など様々ですが、「自分たちで創りあげる」ことへの満足感を少しずつ味わえるようになってきました。加えて、校長は「こんなに学校では「自分から進んで」ということができているのに、『宿題や自主学習』『読書』、『ゲームやテレビについてのきまり』については「自分から進んで」ができないのはなぜ?」という問いかけをしました。ある子は「しまった。ばれた。」という顔をしました。そのほか「自分はちゃんとやっているよ。」という表情だったり、「やろうと思っているのに先に言われてしまう。」と困った表情だったりしました。「これだけ学校でできるのは、家庭でダラーッとリラックスするからかもしれないね。」というと、また目を輝かせる子もいました。「でも、もう一つ上のあよっ子になりませんか。家庭でも『自分から進んで』をやってみませんか。」との校長の言葉に対して、あきらめの頷きを含めて全員で取り組むことを誓いました。そのあと2枚目の写真のように、生徒指導主任から「は(早寝早起きをする)、ひ(火遊びをしない)、ふ(不審者に注意する)、へ(勉強をする)、ほ(本気で家の仕事に取り組む)、ほ(本を読む。」を冬休みに守ってほしいと言われると、子どもたちは大きな声で「はい。」と返事して「誓い」ました。
 3、4枚目の写真は、2学期の振り返りを書いている様子です。3枚目の写真は1年生、4枚目の写真は3年生です。できたこと、こだわって取り組んだことがたくさんあったようで、しっかりとした字でたくさんのことを書いていました。そんな中、ある子は「勉強」の欄を△にしていました。「3学期にこれを◎にするにはどうすればよいの?」と聞くと、「ランドセルを必ずチェックする。」としっかりとこちらの目を見て応えてくれました。△にする勇気とできなかったことへの解決策を考えていることが素晴らしいです。5枚目の写真は4年生の教室の様子です。「先生。2学期使った引き出しだから、きれいにしないとね。」と言いながら黙々と掃除をしていました。
 あいにくの雨でしたが、「よいお年を!」などといって職員室へのあいさつをして帰っていきました。
 さて、明日からの冬休み。子どもたちは「進んで」行動すると言っております。どうか信じてやってください。もし言ってからでないと動かないことがあったら、次の日は信じてやってください。その時、「心は弱いものだから、明日できるようにする方法を一緒に考えてみる?」と相談にのっていただくと喜びます。これは「自分たちで創りあげる学校生活」で学んだことの「応用」、「発展」、「超難問」だと考えます。どうぞご理解とご協力をお願いします。

雪が降りました

2023-12-22 15:01:25
 今日の未明からの降雪で校庭も真っ白になりました。業間休み、昼休みに校庭に出て遊びました。2枚目の写真の雪ダルマは、最後は作っていた2年生の身長より高くなりました。「雪ちゃん」という名前だそうです。
 2学期終盤も終盤。やはりこの季節ですので、1年生はかるた。2年生はお楽しみ会(クリスマス会)を行っていました。1年生のかるたは、読み始める前からつい手が出てしまったり、なかなか札を取れなくて泣きそうになったりします。しかし、全員で楽しむためにはルールにのっとって、感情をコントロールしながら楽しむしかありません。「〇〇ちゃん、手が出てるよ。」「あっ、ごめんごめん。」「もう、次は取ろうと思っていたのに。」と楽しそうな会話をしていました。ゲームもDVDもなかったころ、子どもたちの冬の遊びの定番だったかるたは、ルールを守ったり感情のコントロールをしたりすることの大切さを身に付ける重要な「学び」だったようです。2年生のクリスマス会、写真はダンス披露の様子です。動画サイトから、2年生のみんなが喜んでくれそうな曲と踊りを選んで披露したようです。見ている子たちは、動画を見たり踊っている友だちを見たり大忙しでした。こちらは今どきのことをうまく活用している「学び」ですね。
 5枚目の写真は5年生の1時間目の様子です。「先生。今日はたくさんある課題を全部やってしまいます。大忙しです。」「でも、4時間目にお楽しみ会があるから、がんばれます。」とそっと教えてくれました。5年生の2学期は、たくさんの行事や活動があるにもかかわらず、算数を筆頭に学習が急激に難しくなる学期です。あまり「お楽しみ会」をする余裕はないのではないかというもっぱらの予想に反して、「お楽しみ会」を勝ち取ったようです。その貴重な様子は残念ながら写真にとれませんでしたが、その後の昼休みに遊んでいた様子を紹介します。男女楽しく遊んでいました。
 帰りに何人かの子が、「サンタさんにね。」とお願いしたものを教えてくれました。私にとってはその一人ひとりの表情が最高のプレゼントでした。