阿用小学校


今月の詩の暗唱についてのあれこれ トマトはトマト

2024-01-22 17:00:00
 本校は、「今月の詩」「今月の歌」を設定し、朝礼にそらんじたり歌ったりしています。およそ10年前から「今月の詩」は、暗記したら校長室に行って一人ずつ披露することとなっています。そこで「合格。」となると1枚目の写真のような合格書をもらうことができます。これがなかなか難しいです。それは、「よし。覚えたから行ってみよう。」と思っても、校長が不在の日が多く、なかなかチャレンジできないことがあるということです。学年発表などの練習を休み時間も行うので、子ども自身もそんなに暇ではありません。大人の言い方をすれば、「超過密スケジュールの調整」が必要なのです。「誰かに『行け』と言われたから…。」という消極的なのか、人任せなのか、忘れていたのか、そういう子もいます。そんな中で、毎回全校一位をねらう子が数名います。美しい言葉に触れること、暗唱によって新しい視野が広がることも大切ですが、チャレンジ精神、調整力、実行力などを養うことができる大切な教育活動だと考えています。2枚目の写真は3年生以上の今月の詩ですが、こうした活動を通して「トマトがトマトらしく」自信を持って生きられる力を自ら培っていくのだと思います。
 3、4枚目は2年生の図工の様子です。カッターを使って直線や曲線などを切る活動を行っていました。担任からは、「手首じゃなくてひじを使って切るんだよ。」などとアドバイスを受けたり、動画を見たりして緊張しながらカッターを使っていました。最近、危険だからとカッターを使わせない大人もいます。しかし、カッターだからこそできることがたくさんあります。「じゃぁ、大人が代わってやってあげる。」と何でも子どもの「楽しみ」や「チャレンジ」を奪ってしまう風景も見られます。「危ないけれど」使い方を間違えなければ便利なものがあります。カッターが危険なことくらい子どもだってわかります。
 5、6枚目の写真は、4年生の図工の様子です。昔話などの物語を粘土等で立体であらわす活動です。この子は、登場人物になんと「わら草履」をはかせようとしています。何度も何度も、足の指先に「草履」をつけようとしますが、なかなかうまくできません。「鼻緒」を調整したり、「指先」を整形したりしています。「うーん、なかなか難しいな。あっ、こうすればいいのかな。」などとつぶやきながら取り組んでいました。午後教室に行ってみると、すてきな「ぞうり」をはかせてもらっていました。
 大人が思った以上に、子どもは様々なことを考えたり、あきらめないで取り組んだりしています。その積み重ねが、見違えるほどの成長を促していきます。案外、それを阻んでいるのは「トマトをメロンにしようとする大人」なのかもしれません。

自分の言葉で 自分のことを話す大切さ

2024-01-19 17:05:00
 昨日1年生教室の前を歩いていると、「先生、みてくださぁい。」といって私に寄ってきました。図工「パクパクさんとあそぼう」という活動で、手を入れてパクパクさせる「お面」などをつくる活動が終わったところだったようです。そして、一人ひとりが「先生、この歯を見てください。」「私はしっぽを見てください。」などと「見てみて」大会でした。その後、獅子舞に見立て「先生、かんであげるよ。」と言って一人ひとり頭をかんでくれました。2枚目の写真は、自分たちが作った「パクパクさん」の工夫したことろ、見てほしい所をびっしり書いていました。「こんなのが作りたいな。」というイメージを膨らませて作ったので、自分の言葉で説明したくなるという気持ち、良くわかります。
 今日4年生は理科で、熱はどのように伝わるのかを実験していました。3枚目の写真はその実験の様子です。変化している様子を逃してはいけないと、必死に見入っていました。その後、「実験、どうだった?熱はどう広がった?」と聞くと、「ぼっ、ぼわーっと広がった。」といって手や足を使って表しながら教えてくれました。また、「先生、雪がとけるでしょ。あんな感じ。」という説明をしてくれる子もいました。日頃意識していなかった熱の伝わり方を、固唾をのんでみていたおかげで、伝えたい気持ちがあふれていました。
 こうした伝えるということが、「最近の子」はあまりうまくないということを言う人がいます。しかし、こうした子どもたちの様子を見ていると、「?」と思ってしまいます。5枚目の写真は3年生の社会科委の授業の様子ですが、「この前勉強した消防団みたいな形で、事故を防ぐ仕事を地域の人がしてくださっているんじゃない?」という子がいました。こうした、前の経験を存分に生かして説明しようとすることや、「雪がとけるように」などと日常生活のことを例にして説明することが大切ではないかと思います。
 そして、1番は子ども同士でしっかり話すことではないかと思います。6枚目の写真は5年生の理科の授業の様子です。子どもがグループで調べ活動をしています。どうしても、大人は「どうしたの?困ってない?」と話しかけたり、「それは~だよ。」と大人が説明したりします。案外、子ども同士でうまく解決したり、一人で黙って取り組んだりするものです。
 「うちの子は、ちゃんと説明できないの。」ということがあるかも知れません。そんなときに、この子たちの姿を思い起こしてください。何かヒントがあるかも知れません。

「どうしたら本好きになるのか」への挑戦

2024-01-19 17:00:00
 先日の水曜日に、文化委員会が「図書館わくわくタイム」を開催しました。委員会のメンバーが選んだ本を「読み語り」します。1~4枚目の写真を見ていただくとお分かりのように、学年を問わず、食い入るように聴いていました。委員会のメンバーがかなり練習したおかげで、抑揚や間が絶妙の「読み語り」でした。それに応えようと一生懸命聴いている子どもたちも、フォロワーシップを発揮していることが分かります。
 文化委員会は、全校の子どもたちがより本好きになってほしいという願いを持って、給食時の放送で本を紹介するなどの活動を行っています。今回の活動もその一環です。担当から「本校の子どもは、読書が好きな子はしっかり読むけれど、読まない子は本当に読まないという2つに分かれている。今回の活動では、読まない子に『読んでみよっかな。』と思ってもらえるような活動にしてほしい。」という提案があったようです。そこで考え出したのが、5枚目の写真です。「読み語り」の本を宝に見立てた、「宝探しゲーム」です。そこで探した本を「読み語り」するというストーリーです。文化委員会の中では、「それで本好きになるのかな。」という疑問を持つ子もいたようです。しかし、6枚目の写真の、活動の振り返りの際には、「宝探しゲームをしてからの読み語りはよかった。」という感想があり、ほっと一安心だったようです。
 さて、家庭に帰って、テレビやゲームに「読書」が勝てるのか、もしくは共存共栄できるのか。せっかくなので、読書に浸る時間を数分でも取ってくれる子が増えることを祈っています。

大谷選手がやってきた!

2024-01-18 17:00:00
 先日学校に届いた、大谷選手のグローブのお披露目式を業間体育の時間に行いました。校長から「大谷選手からのメッセージとして、夢を持つことを大事にしてほしい。そしてその夢を実現するために、2つのことを考えてほしい。一つ目は「サッカーが好きだから」とか「女の子だから」とか「苦手だから」と言ってグローブに触らないようなことはしないで、チャレンジしてほしいこと。もう一つは、(児童玄関に掲示した「高1の時の夢の実現のためのマンダラ」を紹介して)夢の実現のために「メンタル」「人間性」「運」を目標にして、部屋の掃除や人に応援してもらえる人間性を高めるなどのことをしていたことを真似てほしいこと。」を話しました。
 本校のグローブを使うための「きまり」は2つです。児童玄関に、グローブを入れたかごを置くのでしっかり使ってしまうこと、そして今後入ってくる子どもたちも含めてみんなが使えることです。一人ひとりが「よりよい生活をしていこう」と考えれば、きまりは増えません。大谷選手の思いをしっかりと受け止められるようにしていければ幸いです。
 6年生の3人が代表でキャッチボールを披露しました。極度の緊張の中でやり切り、最後には「みんなで野球しようぜ。」と全校に呼びかけました。式が終わると写真の3~5枚目のように、思い思いのかかわり方をしていました。目がキラキラしています。子どもたちをこんな姿にしてしまう大谷選手の偉大さを改めて痛感しました。
 6枚目の写真は、6年生の理科の学習の様子です。自家発電しておもちゃを動かす活動をしていました。担任と「ゲームする電気も自家発電したものだけにすればよいのに。」と話していると、6年生の数名は絶句していました。電気のありがたみを感じ、ゲームのかかわり方も考えてくれると「幸い」です。

想像力をはたかせよう

2024-01-16 17:00:00
 今日5年生の教室で、国語の振り返りが書いてあるノートを見ました。1枚目の写真ですが、徒然草の清少納言と自分の感じているところで似ているところがあったという発見をしたという振り返りでした。1000年以上も前で、しかも歴史上の人物と同じ感じ方をしていることに対して思いをはせてみて、きっとそれまでの違った視野が広がっていったと思います。
 今日は、ストーリーテリングの日でした。物語などを覚えて、子どもたちの目を見ながら話していただきます。どんどんと話の中に吸い込まれて行っている様子が、写真の2から4枚目で伝わるかと思います。食い入るように「話し手」を注視している子は、きっと「それから、それから。」と物語の中に入り込んでいると思います。また、4枚目の写真のように、終わった後に実際の本に触れる子たちも同じです。
 スマートフォンなどの普及により、物語などを動画サイトで知る子もいるでしょう。しかし、美しい日本語を聴きながら、自分の経験や知識を総動員して想像を膨らませることは、誰にも邪魔されない大切なひとときとなります。「実際に見ないとわからないもん。」「言葉だけでは感動がない。」などということもありますが、ちょっと目を閉じて、平安の世の人たちのように、人の声、風の音、生き物の鳴き声などに聞き耳を立てて、自分の世界に入ることも大切だと思います。そうした想像性は、きっと人を思いやる心につながったり、難しくて抽象的な学習の手助けになったりするでしょう。
 さて、5、6枚目の写真は、大谷選手からのプレゼントです。大谷選手の生き方に思いをはせることも、大切な学びです。