やらされる「勉強」 願いを持って取り組む「学び」
2023-09-01 17:00:00
今日6年生の教室をのぞくとピンと張りつめた雰囲気になっていました。1枚目の写真がその様子ですが、プリントを取り組んでいました。いつもなら、「あぁ、そうか。」「わからないなぁ。」などと、楽しみながら課題に向かっている6名が、息を止めているかのような静けさのもと、プリントに書いてる問題に向かっていました。プリントには「ハイレベルな問題」と書いてあり、納得しました。自分の力を最大限に発揮し(てもできないかもしれない)なければならないくらいの難問に出会い、ふざけるなどの逃げることをしないで、正対している姿がとても印象的でした。
2枚目の写真は、1年生の音楽の風景です。鍵盤ハーモニカでの「初音出し」の瞬間です。恐る恐る鍵盤を押す様子です。低い音を選んだ子、高い音を選んだ子、音を伸ばしている子、弾むように音を出している子と様々です。自分が「音」を操作することの楽しさを味わい始める瞬間でした。
3枚目の写真は、3年生の算数の様子です。10倍していくと数がどのように変化していくのかを考えていました。「大きくなる」「左に動く」などという、「見た・感じた自分の言葉」で変化について説明していました。「位」という言葉を習い、10倍していくと数がどのように変化するのかを説明できるには、やはりこうした「見た・感じた自分の言葉」が大切です。それを算数用語に翻訳していくことができるようになる瞬間でした。
4枚目の写真は、3・4年生の体育の風景です。グループで円になり、メンバーにボールをパスする活動です。できるだけ長く、落とさないようにパスを続けるにはどうすればよいかを考えながら、活動をしていました。「いい。こうやって、ボールをしっかりつかむんだよ。」「ゆっくり投げれば取りやすくないかな。」「そんな足の方に投げたら、誰だって取りにくいよ。」などとアドバイスをしながら、どのグループも1回目より長くパスをつなげることができました。相手のことを思って、相手に応じて「パス」をするという、中学年にとって一番大切な「思いやり」を体感する瞬間でした。
5枚目の写真は、5年生の作文作成の風景です。「社会を明るくするにはどうすればよいか」について、「社会が暗くなることは何か」「どんなことをするよ暗くならないのか」「自分にできることはないのか」など項目を立てた「思考ツール」を使って自分の考えを広げたり、整理したりしていました。「社会を明るくする」という、自分には見えにくい事柄について、自分の周りの生活や報道などで流れる事件等のニュースなどを思い起こしながら考えていました。まだ見えてこない、「社会に役立つ自分」について真剣に取り組もうとする瞬間でした。
こうした、様々な「瞬間」の積み重ねが、生涯にわたって役に立つ力になっていくのだと思います。1番初めは、教師の「~をやってごらん。」と言って「やらされる勉強」ことかも知れません。しかし、その中で「自分事」として、自分なりに取り込もうとしたり、アレンジしたり、逆に自分流を修正したりしていきたいという「願い」が生まれてきます。そこがチャンスです。それが、生涯にわたって役に立つ「学び」になると思います。6枚目の写真は、本校の「作品展」の一部です。「理科の学習で興味を持ったから」「去年取り組んだことで疑問を持ったから」「1学期の活動で〇〇作りが楽しくなったから」などきっかけは様々ですが、ほかの人にはできない、唯一無二の「作品」ができあがっています。夏休み期間中の(「やらされる勉強」が始まりかも知れませんが)、願いを持って取り組んだ「学び」の成果を見ていただきたいです。9月5日まで展示しています。
2枚目の写真は、1年生の音楽の風景です。鍵盤ハーモニカでの「初音出し」の瞬間です。恐る恐る鍵盤を押す様子です。低い音を選んだ子、高い音を選んだ子、音を伸ばしている子、弾むように音を出している子と様々です。自分が「音」を操作することの楽しさを味わい始める瞬間でした。
3枚目の写真は、3年生の算数の様子です。10倍していくと数がどのように変化していくのかを考えていました。「大きくなる」「左に動く」などという、「見た・感じた自分の言葉」で変化について説明していました。「位」という言葉を習い、10倍していくと数がどのように変化するのかを説明できるには、やはりこうした「見た・感じた自分の言葉」が大切です。それを算数用語に翻訳していくことができるようになる瞬間でした。
4枚目の写真は、3・4年生の体育の風景です。グループで円になり、メンバーにボールをパスする活動です。できるだけ長く、落とさないようにパスを続けるにはどうすればよいかを考えながら、活動をしていました。「いい。こうやって、ボールをしっかりつかむんだよ。」「ゆっくり投げれば取りやすくないかな。」「そんな足の方に投げたら、誰だって取りにくいよ。」などとアドバイスをしながら、どのグループも1回目より長くパスをつなげることができました。相手のことを思って、相手に応じて「パス」をするという、中学年にとって一番大切な「思いやり」を体感する瞬間でした。
5枚目の写真は、5年生の作文作成の風景です。「社会を明るくするにはどうすればよいか」について、「社会が暗くなることは何か」「どんなことをするよ暗くならないのか」「自分にできることはないのか」など項目を立てた「思考ツール」を使って自分の考えを広げたり、整理したりしていました。「社会を明るくする」という、自分には見えにくい事柄について、自分の周りの生活や報道などで流れる事件等のニュースなどを思い起こしながら考えていました。まだ見えてこない、「社会に役立つ自分」について真剣に取り組もうとする瞬間でした。
こうした、様々な「瞬間」の積み重ねが、生涯にわたって役に立つ力になっていくのだと思います。1番初めは、教師の「~をやってごらん。」と言って「やらされる勉強」ことかも知れません。しかし、その中で「自分事」として、自分なりに取り込もうとしたり、アレンジしたり、逆に自分流を修正したりしていきたいという「願い」が生まれてきます。そこがチャンスです。それが、生涯にわたって役に立つ「学び」になると思います。6枚目の写真は、本校の「作品展」の一部です。「理科の学習で興味を持ったから」「去年取り組んだことで疑問を持ったから」「1学期の活動で〇〇作りが楽しくなったから」などきっかけは様々ですが、ほかの人にはできない、唯一無二の「作品」ができあがっています。夏休み期間中の(「やらされる勉強」が始まりかも知れませんが)、願いを持って取り組んだ「学び」の成果を見ていただきたいです。9月5日まで展示しています。