阿用小学校


それぞれががんばる2日間

2022-10-13 19:13:42
今日から5.6年生は、楽しみにしていた修学旅行です。出発式では「常に学ぶ意識を大切にすること」をみんなで確認し、その後元気よく出発しました。この2日間、自分で考えて行動し、みんなで協力し合う中で、ひとまわり成長して帰ってくることを楽しみにしています。
そして4年生は、5.6年生がいないこの2日間、自分たちが阿用小を引っ張るんだという意識が高まっています。登校班では、4年生が班長となりみんなで元気よく安全に登校しました。業間体育では4年生がさっと準備をし、1~3年生も負けじとさっと並び、みんなで一生懸命走りました。お昼の放送や掃除など、1日を通して4年生はリーダとして進んで行動しました。これも日頃から、5.6年生がリーダーとして誠実にがんばる姿があり、それを見ている4年生が次は自分たちが受け継がなければと意識している姿があるからだと感じます。それぞれががんばる2日間。成長が見られる2日間になりそうです。

目標を持つことの強さ 職場体験始まる

2022-10-12 17:55:45
 今日から14日までの3日間、「夢発見ウィーク」として大東中学校3年生の2名が職場体験で本校にきました。2人とも本校の卒業生です。1校時目に少し話をしましたが、2人とも将来の夢をもち、それに向かってどのような高校以降の生活を送るのかをしっかりと説明してくれました。2人の小学生時代を知っている者としては、あまりにも頼もしく将来を語る姿に大変感慨深くなりました。また、体験中にどのようなことを意識して取り組むのかもビジョンを持っていました。「将来、~の仕事に就きたいので、今回は~について学びたいと思います」といった明確な願いをもって取り組んでいることにも感心しました。
 早速、3年生の算数の授業に参加させてもらったようです。授業前に、担任に「子どもたちとコミュニケーションをとりたいと思いますが、よろしいでしょうか」と許可をもらって挑んだようです。3年生に分かる言葉を使って説明することや、全体を見渡して、一人ひとりを大切にしながら声をかけることは思った以上に難しかったようです。「先生って、毎日こんな大変なことをされているんですね」と後からのふり返りでの感想、開口一番がこれでした。また、「ペアやグループでの話合いをしながら解決していく学習は、とてもよいと思いました。こうすると、自分で考えるし、わくわくするし、楽しんで学習できるなと思いました。」といって、本校の学びのよさをしっかりと見つけてくれていました。「受験が近くない小学校時代は学ぶ意味がなかなか分からないのでは」と話していた2人でしたが、3日間の本校の体験で何か見いだせると、今後のキャリア形成に役立つと思います。
 昼休みのフレンド集会では、「なぜ廊下を走ることはいけないのか」を全校で考えました。「けがをするから」ということだけだったのですが、その後廊下を走る人の気持ちや、走る人ばかりの学校になったらどうなるのかを考えました。「よりよい小学校にしようとする子がいなくなる」という5年生の発言、少し難しいかもしれませんが、各学年でじっくり考えてくれることを期待します。こうして少し深く考えること、これも「学び」だと感じてくれるとなおうれしいです。

読書の秋です

2022-10-07 18:16:45
 今日の2時間目のはじめに、東階段から「今の国語、すごくおもしろいよ。物語つくるんだよ」という会話が聞こえてきました。話を聞いてみると、2年生の国語の「絵を見てお話をつくろう」という活動のようです。教科書に記載されている吹き出しつきの絵を見て物語をつくっていくようです。この前、算数で三角形、四角形をものさしでかく活動をしていましたが、「とがった方がいいな」「富士山が逆立ちしているみたいだよ」などと一人ひとりこだわりを持ってつくっていましたし、友だちのかいた図形をとても興味深く見ていました。そんな、自分たちの思いや願いを大切にして「作成」し、それを見合うことを楽しみにしている子たちですので、今から楽しみです。
 3年生は、昨日から「主語」と「述語」について学習していました。自分が思いつく、主語と述語を書き出していく活動をしていました。主語は割と簡単に出てきますが、述語となるとなかなか難しかったようです。一人で10個以上考えた子もいました。今日は、もう少しくわしく説明する「いつ」「どこで」「何を」を加えて文章を作る活動をしていました。普段何気なく話していることでも、こうした視点で文章にしていくことは新鮮だったようです。たくさんの「作家」がデビューしました。
 4年生は、先日から「ひとつの花」という物語文を学習しています。3枚目の写真は、この物語の中で1番好きなところを挙げているところです。この部分は、7名の子どもが選んだようです。その際、「ここを選ぶのは〇〇さんらしい」とか「渋いところが好きだね」と言った会話が聞こえてきました。4枚目の写真は今日の様子ですが、なぜ自分が選んだのか、その部分のよさを一人ひとり「語り合って」いました。担任も含めて、「ひとつの花」を通して、自分たちについて考える学びになっているようでした。5枚目の写真は、業間の図書館の様子です。1年生の子どもたちは、当たり前のように本を借りにきていました。委員会の当番のこと一緒に選んでいました。「どれが好き?」などという会話が聞こえてきました。
 物語文をよむ、つくるという学習で、「自分」をしっかりと介しているので、子どもが物語のストーリーにすっと入っていけるようです。自分の意見が安心して言える関係ができているからこそ成立すると思います。
 6枚目は、食欲の秋です。「カレーおいしいな」「ご飯少ないよ」などと言いながら、おいしそうに食べていました。寒暖の差が激しく、体力が奪われてしまう時期です。しっかり食べることも大切ですね。

一喜一憂はがんばりの証拠

2022-10-06 17:47:27
 今日の1校時目から、2回目の歯科検診を行いました。これまでの2週間、歯みがきについて目標を決めて取り組んでいましたので、「歯ぐき、はれていないよね」「歯の間も磨けたかな」などという会話が今朝は聞こえていました。今回は、歯科衛生士さんに、一人ひとりコメントをいただくようにさせてもらいました。がんばっているところ、今後がんばるとよいところを丁寧に教えてもらっていました。「1学期に比べて、歯ぐきの腫れが少なくなったね」「よくがんがってるよ」などと言われるとやはりうれしいでしょう。逆に、1学期から、またはこれまでの2週間がんばったと思ったのに、むし歯や歯肉炎などがあった子は、非常に納得がいかない表情をしていました。自分が目標を立てて、それに向かって努力してきたからこその表情だと思います。そういった子には、「ひょっとして、甘いものをずっと食べているのでは」とか「後3、4回ほど、多く歯ブラシを動かせるとよいよ」などという的確なアドバイスをしていただいていました。また、待ち合いのところでは、自分の歯科検診の結果をじっくりと見ている子がたくさん見られました。3枚目の写真のように、友だち同士で見せ合っている子もいました。歯科検診で結果が出たから終わりではなく、これからスタートだという気持ちを持っている子が非常に多いことがとてもうれしく思えました。それは、テストも同じだからです。100点だった、20点だったで終わるのではありません。そこからどうしていくのか、それ以前にテストまでの生活をどう過ごしたのかが重要だと捉える必要があります。全て「学び」です。
 1、2年生は、歯科検診後、学校付近の牛舎を見学させていただきました。4枚目の写真にあるように、子どもたちは牛たちの「歓迎」に緊張した様子で、どちらの牛にも近づかないように綺麗に一直線に並んで牛舎に入りました。その後、牛舎の説明などを聞いたり、様々な牛たちを見させてもらっているうちに、牛の優しい目や仕草なども感じられ、舐められてもよいという子も出てきたようです。下校後、校長室前で、どんな牛がいるのか、どのように育てているのかなどを、それぞれがいっぺんに言っていました。それくらい、感動や驚きがあったのでしょう。午後、1年生は早速、絵を描き出しました。頭の中に「牛」がいるのでしょう。我を忘れたように黙々と描く子が多くいました。こういう貴重な経験をさせていただくことができることに感謝しています。

表彰式がありました

2022-10-05 17:19:01
 今日、昼休みに夏休み以降の表彰式を行いました。硬筆書写コンクールや陸上大会などで入賞した子どもたちが学校代表として、全校の前で賞状をもらいます。例年、表彰される子たちはリハーサルを実施していましたが、学級で練習するなどにし、実施しないこととしました。
 表彰式の直前になって、「賞状をもらう練習をしたいです。いっしょにやってください。」とお願いにきた子がいました。家庭でも学級でも練習したのでしょう、止まることなくうまく賞状を受け取ることができました。その練習を見ていて、何人かの子が「私も〔ぼくも〕お願いします」と真剣な面持ちでやってきました。どの子も、練習を終えると安心した様子でした。全校の子どもたちは、賞状を受け取る子のほとんどが昼休みに体育館で練習していることを知っているので、賞状をもらう様子を自分のことのように真剣に見ていました。下校の時に、「表彰式の時に、賞状をもらわない人は、自分がもらわないのに、自分のことのように喜んだ感じで拍手をしていたことは素敵だと思った」というふり返りをしました。誰かの「よりよくなりたい」という願いを実現しようと努力することを、自分のこととして受け止めようとして「協力」していく子どもたちがたくさんいることがとてもうれしく思えました。
 4、5枚目は、1年生の図工「自分たちのまちをねんどでつくろう」です。先週から取り組んでいますが、友だち同士の関わりに広がりと深まりが見られました。友だち同士でストーリーを作り、そのストーリーを互いに理解して、それにあったものを分担して作ろうとしていました。恐らく、保育園での遊びで培ったものだと思いますが、短時間で的確な言葉を使って協働作業していくことができるようになったことがうかがえ、微笑ましく思えました。「先生、これは~ちゃんが作っている〇〇と一緒に暮らしているの。ねぇ」「そうだよ」と話が止まりません。自分の願いや思いが友だちにつながることは、やはり1番の「楽しいこと」なのでしょう。どの子も笑顔でいっぱいでした。
 最後の写真は、下校の時の4年生の子どもの姿です。持っている黄色い筒は、先日自分たちが企画・運営した壮行式のプログラムを書いた模造紙です。家に持って帰るために、何人かの子との「協議」のうえ、勝ち取ったようです。願いをもって取り組むと、こういうもの〔失礼?〕も「宝物」となるということを教えてくれます。