阿用小学校


様々なビッグスマイル

2022-10-04 15:36:22
 今日の午前中は雲南市陸上大会がありました。秋とは思えないほどの暑さになりましたが、市内の小学生300名が集ったようです。1、2枚目の写真は、陸上競技場に出発する前の様子です。全く予定がなかったのですが、1~4年生の子どもたちが、「5、6年生を見送りたい」と言って、急遽「見送りの会」が行われました。そういうこともあり、緊張した面持ちで陸上競技場に入ってきましたが、やはり「あいさつの阿用小」。ひときわ大きな声で、他の学校の子ども、教職員にあいさつをしていました。今年度は、大東町内の小学校が選手宣誓をしました。本校も代表がしっかりと宣誓をしました。
 競技が始まると、ほとんどの子が控え場所に向かいますので、本校のテントはがら空き状態だったようです。「他の学校の人は、みんな当たり前のように話しかけてくるんだ。私は・・・」「練習の時よりうまく跳べました。」「〇〇小学校のリレーはうまいですね。」といった、陸上大会ならではの会話が聞かれ、コロナ禍でこうした各校の交流がなかなかできなかったことを、改めて感じさせられました。リレーのバトンパスを5枚目の写真に載せています。(もっと大きな写真にしてみていただきたいですが)練習よりうまくバトンパスを、どのチームもすることができました。練習量は天候等の関係で、十分とは言えませんでしたが、少ない時間の中で、自分たちで調整をしたり、向上させるためにアドバイスし合ったりして本番に最大の力が発揮できたと思います。また、1~4年生の「ビッグスマイル」パワーではないかと思うのは、親ばかかもしれませんが、それくらい5、6年生には、今朝までの1~4年生の思いに応えたいという気持ちが強かったです。
 最後の閉会通告の様子が6枚目の写真です。あいさつもしっかりと聞いていましたし、加えて「ビッグスマイル」の横断幕を他の学校に見せたいという気持ちもありました。午後から、陸上大会のふり返りと委員会活動がありました。給食中に「1~4年生へのお礼って、掃除の時だよね。昼休みじゃないよね。」などという会話をしていたようです。
 まだ、5、6年生の陸上大会に向けた取組や4年生の壮行式のふり返りを見ていませんが、「足が速くなる」「体力がつく」、「壮行式を成功させる」「壮行式で間違えない」などといった目標もあったかもしれませんが、きっと大きな「学び」があったと確信しています。さらに、それは1~3年生にも波及しているとも感じています。

本気でぶつかれば 

2022-10-03 14:58:19
 明日の陸上大会に向けて、4年生を中心に壮行式を行いました。先週も紹介しましたが、今日はよけいに素敵な表情でしたので、やはり載せるべきだと考えました。先週の予行練習にも増して、4年生の「5、6年生さん、明日頑張ってください」という思いが強くなっていましたので、5、6年生が入場する前から、体育館にぴりりとした雰囲気がありました。そうした雰囲気をしっかりと読み取った2年生は、1年生に列を揃えるようにやさしく教えていました。予行練習では、2回目で大きな声が出ましたが、今回は当然のように最初からとても大きな声で応援ができました。なかなか言い表せませんが、思いが強くなればなるほど感じられる張り詰めた声での応援を聞きながら、〔私は何度も涙を拭きながら〕5、6年生を見ると、3枚目の写真のように、背筋を伸ばし、前にのめり込むような形で全校の応援を聞いていました。人の思いをしっかりと受け止めようとすることができる5、6年生ですから、明日は本校の代表であること、全校の子どもたちの「全力」に応えることを胸に、恥ずかしがらずに「ビッグスマイル」を見せてくれると思います。
 終わってから、4年生はふり返りをしていました。4枚目の写真が、その様子ですが、鉛筆の音しか聞こえないほどの真剣な雰囲気でした。ある子は、思いが強くあふれてきて、字を書く速さが追いつかない状態でした。5、6年生への思いを強くもち、時にはできないことやわからないことがあり、活動が停滞したり、やる気が少なくなったりしたようですが、友だちとも協力し合いながら、一人ひとりが〔大きな、小さな〕一歩を踏み出したことに、恐らく自分たちでうれしさを感じていると思います。
 2年生は、地域の方と3校時目に脱穀作業を、学校代表としてお手伝いさせていただきました。てきぱきと作業する姿がみられました。地域の方がしておいでのことをじっと見つめて、何をしているのか、その後どんなことになるのかを想像していました。より多くの「お米」になるよう、担任が落ち補を拾っていました。そうした生命を大切にする心、子どもに伝わっていると思います。

限界まで挑戦する 人の役に立つこと 

2022-09-30 17:48:35
 来週の火曜日の陸上大会に向けて、5、6年生は体育の時間を使ってリレーの最終調整をしていました。あいにくの雨が続き、なかなか校庭で練習できなかったので、久しぶりの練習でした。とてもうまいタイミングでバトンパスができて、すっきりとした表情の子や、もう少し微調整が必要だと話している子がいました。もう残された時間はわずかですので、この中で何をしていくのかを考えて、その中で限界を超えられるように取り組んでいくことでしょう。
 1、2年生は、先週から鉄棒に取り組んでいます。2年生がお手本を見せると、それまでお話をしていた子たちが、写真のようにじっと見て、コツを見つけようとしていました。この後、個人練習をしましたが、「先生見て見て」という声があちこちから聞こえてきました。何人かの子は、練習しすぎて手にまめができていました。恐らく、お休みの日に校庭で練習する子もいるでしょう。2年生くらいまでに鉄棒に慣れることは非常に大切だそうです。まずは、子どもたちが、鉄棒が好きになっていることが喜ばしいです。
 3枚目、4枚目の写真は、陸上大会の壮行式の、予行練習の様子です。4年生が、全校の子どもを動かせる初めての体験です。集合時間の15分も前から会場準備をして、その後はあいさつや説明の練習をしていました。誰かがすると、他の子が見てアドバイスをしていました。担任が「間違うことは何でもない。まずはやってみること」という励ましを送ったこともあり、4年生はとても堂々と、臨機応変に下級生にしてほしいことを説明したり、エールや応援歌をしっかり歌ったりしていました。そうした、4年生の凜とした行動に、下級生たちは次第に背筋が伸び、声がより大きくなっていきました。4年生の、5、6年生の役に立ちたいという願い、そしてそのための努力と協力が1~3年生にしっかり伝わりました。
 5、6枚目の写真は、2年生、3年生の学級活動での「お楽しみ会」です。本校は、こうした「お楽しみ会」を非常に大切にしています。クラスの誰かを楽しませたいという願いのもと、自分たちで企画、準備、練習していくという取組が、こうした4年生からの委員会活動や壮行式などにつながり、最終的には社会に役立つことへの取組へと発展すると思います。また、与えられる楽しさではなく、自分たちで築き上げていく楽しさをしっかり味わってほしいと願っています。

生きて働かせる力の育成

2022-09-29 16:16:59
 今日2時間目に避難訓練を行いました。今回は地震を想定して行いました。静かに担任の指示に従って避難ができました。本来ならば、それで「よし」とするところですが、1学期の避難訓練で「自分で目標を決めて避難訓練をしないと、ただの訓練のための訓練になってしまう。次はしっかりと自分はどうしたいのかを考えて取り組んでほしい。」と要請しましたので、事後の全体でのふり返りでは「自分の目標を決めて取り組んだのか」を聞きました。残念ながら半分しか手が上がりませんでした。保育所・こども園・幼稚園でも厳しい避難訓練を受けてきているので、何年生であろうと先生の言われることを言われたままにこなしていくだけでは、本当の力にはならないことを話しました。
 5、6年生は、5、6時間目の家庭科で「ナップサックづくり」を行っています。ミシンを使って作りますが、今回は地域の「ミシンボランティア」の方にお越しいただいて、仕上げに向けた製作をしました。今までの練習をいかして黙々と取り組みますが、やはり分からないことがあります。そうした時に、さっと聞ける子がたくさん見られました。終わってから「もう完璧にできました。」という自信満々の顔がたくさん見られたこと、ボランティアの方が「楽しかった。」と言ってもらえたことがとても印象的でした。できないときに、もじもじせずに専門の方々に教えてもらうことは、生涯にわたって必要な力です。
 さて、昨日は、デジタルシチズンシップ教育として、鳥取県デジタルシティズンシップの今度先生に授業をしていただきました。4年生(デジタルバランスについて考えよう)と、5、6年生(デジタルいじめについて考えよう)が授業を受けました。従来、「メディアは『悪』ですので使いすぎはいけません、~してはいけません。」といった「禁止事項」のオンパレードの授業を行ってきたと思います。私たち大人を含めて、デジタルは生活にとって切っても切れない重要なツールとなっていますので、自分に合ったつきあい方を自分で考えることが必要となります。そういった意味でも、子どもが自分たちで課題意識を持ち、それを実現するためにどうしていくのかを考えたくなる授業がみられ、子どもたちは早速家庭でやってみようという気持ちになっていました。デジタルという名前がついていますが、他の教育活動でも必要な取組であると感じました。

枝打ち等体験 1年学年発表会

2022-09-28 16:44:19
 本日は、盛りだくさんの行事を行いました。まず、4年生は午前中に、枝打ち体験等を行う、「みーもの森」の活動を、阿用交流センターのご支援のもと行いました。昨日から今朝方までの雨の中、事前に森を整備してくださったおかげで、森に入らせてもらい、木の伐採や枝打ち作業を体験させていただくことができました。「なぜ森で育った木の枝をわざわざ切るのか」という素朴な疑問を持って森に入った子どもたちは、森林保全の専門家の方々の話や協働での作業により、数十年育ち続ける木々には、丁寧な枝打ちなどの作業が必要だということを実感したようです。3枚目の写真は、学校に帰って、自分たちが実際に切った「丸太」を紹介している様子です。拳に入るくらいのかわいいものから、大人が座ってもびくともしないような椅子になるような大きいものまで持ち帰らせていただきました。「森を大切に」「環境を守ろう」などと、軽々しく言えないような、貴重な「学び」をさせてもらいました。
 昼休みには、1年生が学年発表を行いました。自分たちの学級目標である「だいすき1年生」をもとに、自分たちが入学してから「大好き」になった学習について紹介しました。今まで、1時間目を中心に体育館を使って練習していました。話し言葉の1音目を大切にリズムよく、滑舌よく大きな声で話すように何度も練習していました。日増しに、あいさつなどの声も大きく、はっきりしていましたし、友だち同士の関わりもより多くなってきました。「おうちの方や全校のみんなに、1年生のことを知ってもらいたい」という願いのもと練習してきたので、昨日の下校あたりからこちらにも伝わる緊張感を持っている子や興奮している子が多く見られました。練習と違うところがありましたが、自分たちで修正して発表をするくらい、堂々とした発表でした。本校恒例の、全校の子どもたちのふり返り(感想)を、ピンとした背筋で発表する子の方を向いて、じっくり聴いていくうちに、自信と満足感が高まっていく1年生の姿が頼もしく、うれしく思いました。
 デジタルシチズンシップ教育を午後に行いましたが、明日以降にお知らせします。