阿用小学校


様々な「学び」

2022-09-27 16:07:30
 今日の業間体育は体育館でなわとびをしました。個人で3分間跳ぶという活動です。1枚目の写真の子は、「ボクサー」のように跳べるように、できるだけ速く縄を回して、できるだけ低く速く跳べるようにしていました。3年生ですのでなかなか難しいですが、ひっかかるとすぐにまた跳び始めていました。2枚目の写真の子は、2年生ですが、全校で始まる前から練習を始めていました。教頭の「うまいなぁ。ひょっとして二重跳びもできるんじゃないか」というかけ声で、俄然やる気に火がつきました。手首だけで縄を回して、できるだけ速く、高く跳べるにはどうすればよいかを考えながら取り組んでいました。こだわりを持って取り組むことは、課題や課題解決について考えることができる、素敵な「学び」です。
 4年生は、陸上大会の壮行式の準備を先日から行っています。黙々と作業を行っていますが、どの子も楽しそうに取り組んでいました。全校の子どもたちを引っ張れるような積極性や当事者意識を持った姿が少しずつ見られるようになってきました。廊下には、壮行式に向けた自分の目標などが貼ってありました。子どもたち一人ひとりが、今の自分を見つめ、どのように取り組んでいくのかを決意表明していました。成功させればよいというのではなく、明らかに「自分を変える」ことが目標となっていました。担任を含めた学級の友だちが一人ひとりの目標が実現できることを期待し、応援していることが担任のコメントから伝わります。
 今日の午後、内科検診がありました。5枚目の写真は、検診前の様子です。左側の椅子に座っている子は検診直前です。戸の前に立っている子はその次の順番です。右側の柱のところにちょこっと顔を出している子は、そのまた次の順番の子です。3年生ですが、担任の指示はなく、自分より前の友だちはどうしていたのかをしっかりみていて、自分たちで考えて動いています。「学び」によって自立に向かっています。
 最後の写真は、2年生の漢字の学習、第2弾です。「馬」などの字を1画ずつリレー形式で完成させていました。先日は、形の分析という、視覚を使った覚え方でしたが、今回はマニュアルなどを理解するための脳と身体を使った覚え方でした。漢字は10個連続して覚えるしか方法はないというのは、「学び」の幅が狭くなってしまいますね。

よりよく伸びよう という気持ち・取組

2022-09-26 15:05:03
 今日登校すると、1枚目の写真のように「チャレンジ歯科検診 2ウィーク実施中」という横断幕が階段に貼ってありました。本校は、今年度歯科検診を2回実施し、1回目に比べてどれくらい歯がきれいになっているか(逆もあるかもしれません)を歯科衛生士さんに、一人ずつ教えてもらうことにしました。それに伴い、もう一度自分の歯みがきや食生活について見つめ直す2週間を設定しました。保護者の皆様のご協力もいただきながら、自分の「健康づくり」の取組を評価してよりよくしていこうと考えています。
 3年生は、2位数✕1位数の学習を行っていました。黒板に自分が解いた筆算を書くと、「よく書きました。」と挑戦したことを賞賛する拍手が聞こえます。さらに、「私と違うところがあります。」という発言に、また拍手。更に自分の考えを黒板に出て書き、発表したことに拍手。つい数か月前まで九九をできるだけ早く正確に言えるように取り組んでいた3年生たちが、難しいかけ算を「みんなで」解こうとしている姿が見られました。はじめに黒板に書いた子は、「あっ、そこが違ったんだ」とすかさずノートに書いた筆算を直していました。
 2年生は、3拍子を楽器で体感する学習を行っていました。カスタネット、タンバリンの演奏に加え、竹を使ったダンス「バンブーダンス」によって、3拍子で感じる優雅さや楽しさを味わっていました。「ウンタンタン」のところの「ウン」がお休みの時があります。腕や膝、「ウン」と声を出すなど自分に合った方法で休みをとっていました。
 5、6年生は、自分の靴を水彩で描いていました。靴を机の上に置き、本物に近づくように細かいところまでじっくり見て下書きしていましたが、今日は色を塗っていました。にじませる方法を担任に聞き、「これでうまく塗れるわ」とうれしそうに、他の紙で試していました。世界にひとつだけの「自分の靴」の絵のために工夫している様子がとても楽しそうでした。

久しぶりの業間マラソン 発見することは成長

2022-09-22 16:32:09
 今日の業間体育は、久しぶりのマラソンでした。熱中症防止、悪天候により相次いで中止していましたが、今日は非常に「マラソン練習」日和でした。走り始めて間もなくの頃、「これも陸上練習のひとつ」とか、「登山マラソンの練習だね」という会話が聞こえてきました。また、目標を決めているのか「後〇周。時間がない」などという声も聞こえました。ただ時間になったから走るのではなく、自分のしたいこと、なりたいことを発見して取り組もうとしている姿が見られ、とても頼もしく思えました。
 放課後、5、6年生は陸上練習をしています。昨日からパート別練習になりました。自分のなりたい姿がより明確になったこともあり、先週より真剣さが見られるようになりました。この3連休に、自分で練習を使用という気持ちになれば、陸上大会を通したよりよい「学び」につながると思います。
 最後の写真は、3年生の算数の様子です。先日から「2けた✕1けたのかけ算」の学習に取り組んでいます。何個も問題に挑戦していますが、「あっ、かけ算のやり方、私、わかったかも」といって、うれしくて後ろの友だちに話しかけようとした瞬間です。自分の力で、自分なりの方法を見つける時は、「学ぶ楽しさ」を十分に味わっている証拠です。
 マラソン、陸上、算数の計算。いずれも、長期の練習が必要なところがあります。個々が「~したい」「~できるようになりたい」という願いや目標をもって努力することに対して、心地よさや楽しさを感じられる子どもが増えていることがとてもうれしいです。

前期最後の児童総会 よりよい学校にしていくために

2022-09-21 15:59:57
 今日フレンド集会の際に、前期最後の児童総会を行いました。3つの委員会が、本期の委員会の目標、取組状況、来期に望むことについて発表しました。全校の子どもたちは、その発表を聞いて、委員会の取組についての感想(感謝)や要望を言います。「全校が〇〇になるように~を取り組もうと考えました。具体的には、・・・」と昨日行った委員会でのふり返りをもとに原稿を作って委員長たちが発表します。それに対し、子どもたちは要望を言うわけですが、ここでどのように応えるのかが児童総会で高学年が「威厳」を見せる醍醐味となります。できもしないことを「はい、要望通りにします。」と言ったり、なんでも「今後検討します。」と言ったりすると、全校の子どもたちは「あれ?」と首をかしげます。今回は、そういったことがなく、適切な対応を委員長たちはしました。1年生の子が、2回感想や要望を発表しました。それぞれの委員会の活動を理解し、学校のために委員会が活動していることを自分のこととして考えている証拠です。
 4枚目の写真は、その児童総会でも紹介された、運営委員会が作成した「ビッグスマイル」です。51名の子どもたち、一人ひとりの「ビッグスマイル」の表情の写真が貼ってあります。一人ひとりの表情がとても和やかで、個性がにじみ出ていて、見ているだけで心が温かくなります。運営委員会は、職員室前の掲示板に貼らせてほしいと校長室に来ました。子ども一人ひとりに毎朝見てほしいので児童玄関に貼った方がよいのではと伝えると、うれしそうに児童玄関に貼ることとしたようです。本校のシンボルとなりそうです。
 5枚目の写真は、2年生の漢字ドリルです。先日「顔って漢字、難しいなぁ。何だかごちゃごちゃしているなぁ」と口々に言っていた2年生ですが、今日の漢字「魚」では、似ている部分探しを通して文字を分析していました。「田」、「色」の「上の部分」、「鳥」の「4つの点」からできているというようにして、分解をして「難しい」と思わないようにしていました。今までの学習をしっかり生かし、つなげていこうとする、よい「学び」を行っていました。
 6枚目の写真は、1年生の図工です。先週から取り組んでいた「風を使ったおもちゃ」の最終の様子です。一人ひとりが工夫して作成したことを実物を動かせながら紹介していました。自分なりに試行錯誤を繰り返して作成したものですので、わかりやすく紹介しますし、聞く方も真剣な表情でした。
 

前期委員会最終 やりがいと成果

2022-09-20 15:32:54
 今日の6校時の委員会で、前期のメンバーでの活動が終了となります。それぞれの委員会でふり返りを行っていました。やりがいがあったのか、積極的に取り組んだのか、小学校にとってよいことだったのかという内容について振り返っていました。1枚目の写真は、健康委員会が全校の子どもが提出したワークシートに対して、がんばりを認めるスタンプとプレゼントを作っている様子です。喜んでもらえるということが想定されるので、いきいきして活動を行っていました。誰かに喜んでもらえると、取り組んだことへの達成感を味わえるでしょう。2枚目の写真は、個人でのふり返りの様子です。やりがいや積極性は自分で判断がつきますが、小学校全体にとってどうであったのかというのは、非常に難しいところです。ある委員会では、「そんなに△をかかなくでもいいんじゃないかな。〇をふやしたら。」「だって学校全体がよくなるように取り組んだのかな・・・」「でも当番活動をしっかりしたんだよね」「そうだけど」という会話をしていました。いわゆる「自己満足」であったり、「すべきことをこなす」ことであったりすることが、本当によいことなのかという、我々大人でも難しいことを考えていました。
 ある学年は、今学期になって、4枚目の写真のように、クラス全員が帽子を表になるようにフックにかけるようにしています。担任は、5枚目の写真のように、「美しい大賞」というネーミングでクラス全員での取組について「さりげなく」ほめています。帽子がきれいにかけてあると、ろうか自体が非常に美しく見えるようになりますが、かなり気をつけていないとすぐ、乱れてしまいます。やりがいや成果が見えにくいことですが、こうしたことの積み重ねをおこなっていくことで、先ほどのような委員会のふり返りの会話が生まれると思います。
 最後の写真は、3年生の係活動「会社活動」における一こまです。二人が頭を寄せ合って学習用タブレット端末で調べ活動を行っています。やりがいや成果といったこと以前の、友だちといっしょに活動することは楽しい、心地よいということを味わうことが大切だと教えてくれます。