学級の仲間と1つになって取り組んだ学年発表
2022-10-26 19:19:58
今日は3年生の学年発表でした。発表前に体育館に入ってきた3年生は、早く披露したい!という顔でした。今日まで仲間と日々練習を重ねていました。事前に「堂々とやろう」「からをやぶろう」「声を出す、元気を出す、勇気を出すでがんばろう」といった自分や仲間を励ます言葉を黒板いっぱいに書いていました。そんな今日まで培ってきたチームワークと自信が本番前の3年生の表情に表れていると感じました。3年生は、「なんでもひきうけ会社」という劇を発表しました。「なんでもひきうけ会社」とは、お手伝いや勉強、運動に対して「めんどくさい」「できない」と思っている子どものもとに社員が現れ、子どもの代わりに引き受けてくれる会社です。めんどくさいことを何でもやってもらう子どもたち。でも実は、やってもらうたびにポイントがたまり、1000ポイントに達すると今度は自分たちが「なんでもひきうけ会社」の社員にさせられるという落とし穴がありました。3年生の子どもたちは、どの子も堂々と演技しました。小道具のチェンジも、台詞を忘れた人へそっと教えることも自分たちで判断して次々行いました。こうした1人1人や学級全体のがんばりから、この劇の面白さが観客みんなにしっかり伝わりました。他の学年の子どもたちは終始大喜びで大爆笑で劇を楽しみました。3年生は、観客に自分たちの劇の面白さが伝わっていることをみんなの反応から感じると、セリフの声や表情、体全体を使った表現がさらによくなり、とても堂々とした豊かな演技に高まっていきました。そして最後は「なんでもひきうけ会社」の誘惑を断り、自分が変わるためには「努力することが大切なんだ」ということを全校のみんなに伝え、劇は大成功でした。満足した表情でいっぱいの3年生でした。全校の子どもたちの感想からは、「面白いことを恥ずかしがらず堂々と発表できていて、今日までたくさん努力してきたことが伝わった。」、「全校のみんなを面白がらせようとする気持ちが演技からとても伝わってきた。」「手と体と声で表現してすごかった。」「みんなが笑顔になる劇だった」等、3年生がこれまで努力してきた過程の姿や、相手意識をもった表現の素晴らしさを評価していることが伝わりました。3年生が劇を成功させようという目標に向かって、どの子も大切な存在として力を出し切ったこと、お互いのよさを生かしながら協力してやり遂げたこの経験は、きっと1人1人の成長や学級力の向上につながったと思います。また一歩成長した3年生の今後が楽しみです。
