阿用小学校


思い切ってやることへの心地よさ

2022-06-08 17:39:52
 今日は、2年生が全校発表を昼休みに行いました。運動会が終わって、まだ間もないのに、合間を縫って練習を重ねてきました。また、午前中は町たんけんで学校の周りの見学を地域の方のご協力を得ながらしっかり行っていました。
そうした中で、本番を迎えました。学級目標をイメージした「決めポーズ」をとりながら、2か月で学んだことの発表をしていきました。算数の筆算や、生活で育てている野菜などの観察、難しい漢字などをタブレットを使いながら披露していきました。その後、音楽の「アイアイ」の合唱と合奏を終え、全校の子どもへのメッセージを発表しました。「いつもやさしくしてくれてありがとう だれもがなかのよい学校にしていきましょう」
 2年生にとって、こんなに盛りだくさんのことを、踊りや歌を交えて、セリフを大きな声で言いながら進めていくのは非常に難しかったと思います。教室や音楽室でずっと練習してきましたが、新しいアイディアが出てきたり、気をつけなくてはいけないことが増えたりして、毎回集中力と友だちへの気遣いをもって取り組んでいました。毎日、校舎に「アイアイ」の歌が響いていましたが、ある日は、かすれたような声の時もあったくらいでした。2日前に見た校長からは「恥ずかしがらないで、おもいきり楽しんでやってみよう」と新たな課題を出され、その後も必死にがんばってやってきました。
 5、6枚目の写真は、2年生の発表を終えた後の様子です。本校は、様々な活動の終わりに振り返りが全校の前で言える子は、自主的に立って発表していきます。今回の2年生の発表に対して、3年生以上の子どもたちがほぼ全員感想が言いたいと起立していました。「恥ずかしがらないでやっていてよかった」などという意見も含めて、2年生のがんばってきた姿を認める発言がたくさんありました。2年生は、そういった発言を受けるたびに、自信や喜び、達成感を増していきました。
 そうした「大成長」をした2年生の子どもたちは、終わってから保護者のみなさんの所に行きました。それぞれの家族が、思い思いの「ムギュウ」〔ハグだったりハイタッチだったり〕をしていました。この2週間のがんばりは、こうした全校の子ども達の認め合う心と、保護者のみなさんの「心の基地」となる「愛情」が基盤となっていると、改めてわかりました。
 下校間際になって、もうひとつドラマがあったようですが、それは後程お伝えします。

3~6年生交通安全教室(自転車) 「学び」の成果 

2022-06-03 16:58:08
 今日の3、4校時に、3年生以上は交通安全教室を実施しました。大東駐在所と雲南警察署から2名お越しいただき、子どもたちに直接指導していただきました。安全確認を行うことに加え、スピードを出さなくても適切に自転車操作ができる「トレーニングコース」と実際の信号機を用いた「交差点コース」に分かれて取り組みました。
 3年生にとっては、初めての自転車を使った交通安全教室ですので、緊張感をもって取り組みました。しかし、警察の方も「安全確認」をしっかり行うように、時には厳しい口調で指導されることもあり、4年生以上の子どもたちも友だちの取組をじっと見つめながら、どのようにしていくとよいのかを考えながら取り組んでいました。1回目より2回目がうまくなっていました。「今度は右からペダルを踏もう」「右の後ろをしっかり見てから自転車に乗って、もう一度確認」などと自分の目標を立てながらイメージトレーニングを経て、2回目に挑んでいた証拠です。
 振り返りの際には、1年ぶりの活動で忘れていることもあったが、今日の活動で道路でもできるようになったと思う、みんなができていない・意識していないことがわかったなどの意見がありました。警察の方は、「やはりまだ安全確認が甘い。」とおっしゃいました。厳しいことをおっしゃるなぁという印象もありますが、本当は、道路では、「『次は気をつける』で済ましてはいけない」と言うことがおっしゃりたかったのだと思います。
 先日の避難訓練と同様に、交通安全も「生きる力」を育成する重要な活動のひとつです。子どもたちが、交通安全の必要性をしっかりと感じて、自分はどのようにすればよいのかを考えたり、友だちのよいところを見つけたり、しっかりと専門の方の話を聞いたりしていくなかで、これを生活にどう生かしていくのかを考える、まさに「学び」です。この「学び」ができることが本校がめざす「学力」です。

次のステージへ

2022-06-01 16:43:24
 今日は、5、6年生は学校を代表してプール掃除をしました。13人の子どもたちが、小プール、大プール、フロアをきれいに掃除しました。本校のプールは、他校と比べてきれいですが、少人数での掃除はやはり大変です。こすってもこすってもなかなかきれいになりませんし、排水口に水を集めようとしてもなかなか水はなくなりません。つまり、いくらやっても終わりが見えない状況が続きます。
 しかし、さっとやる気を見せ始め、どんどんと隅々まできれいにしていきました。水はかなりにおいますし、水着とは言え、服も汚くなりますが、はいつくばって掃除をする子もいました。「汚い」「くさい」という言葉を私は1回も聞きませんでした。
 先日まで、運動会の準備で夕方遅くまで残って準備をしてきた5、6年生です。もう、気持ちを切り替えて、全校の子どものために一生懸命取り組んでいました。
 こうした、目立たないですが、素敵な姿は下級生に着実に届いています。最後の5,6枚目の写真は、昼休みの様子です。心なしか、以前より、下級生が5、6年生に甘えている姿が多く見られました。恐らく、運動会もさることながら、こうした毎日の「目立たないが非常に必要な努力」を惜しまない、5、6年生への尊敬の念が増しているからだと思われます。
 5、6年生が入学したころのことを思い出し、成長の大きさに驚きや喜びを感じています。しかし、まだまだこれから、より一層の成長を見せてくれると確信しています。

いつでもビッグスマイル PTC運動会

2022-05-28 12:43:09
 天候に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大も見られないと判断した結果、本日、PTC運動会を開くことができました。教職員は、先日の予行練習後の全校体育あたりから、「子どもたちの成長は素晴らしい。きっと、当日はより一層の成長がみられる」ことを確信していました。
 予想どおり、登校して間もなくから、色別で応援の練習が始まりました。もはや声がかれるのではないかというほどの大きな声が校舎中から聞こえてきました。その後、健康観察を終え、校庭に集合しました。9時開催のはずですが、子どもたちは気合十分で、15分前にはテント前に並び、いつでも開会式を行える姿勢になっていました。私たちとしては、9時に間に合うようにおいでになる保護者さんもいらっしゃることを心配しましたが、子どもたちのやる気モードに負けてしまい、9時を待たずにスタートしました。
 背筋も、指もピンとして開会式、ラジオ体操を行いました。かなり気温が上がってきていましたが、全校の子どもたちの凛とした姿によって、すがすがしさを感じました。プログラムを重ねるごとに、子どもたち、保護者のみなさんの「やる気」が高まっていっているのがよくわかりました。
 応援合戦。結果は緑組の最優秀賞でしたが、本当にそれぞれの色の個性がしっかりとみられました。審査をされていたPTAの役員さんは「これは残酷だなぁ」とおっしゃりながら、どの色、どの子もの全力の姿に感動しておられました。ダンスや大きな声を出したり、演技をしたりすることが苦手だったり、自信がなくて友達をちらちら見たりする子たちが色別練習を重ねるごとに成長して「大人」の表情になっていく様子を知っている私としては涙が出そうでした。きっとご覧のみなさんは、今日だけを見られても、そうした子どもたちのこれまでの努力や協力が見えたと思います。
 全校綱引き、リレーは非常に盛り上がりました。学年の別なく、お互いに励ましあったり、頑張りをたたえあったりしました。
 閉校式で結果が出ましたが、一人一人が満足した表情でした。児童代表が「ビッグスマイル賞」を全校に渡しました。本当にそのとおりで、一人一人が「頑張ってよかった」「仲良く励ましあってよかった」「~だけど我慢してやってみてよかった」などの満足した表情がみられました。
 今年の5、6年生の子どもたちは、「運動会だけではなく、その後もずっとビッグスマイルになる」ということを全校児童に求めています。私たち教職員も思いは同じです。
 保護者の皆様、ここまで子どもたちのご支援、ありがとうございました。皆様のご協力で、密にならないようにでき、スムーズに運動会を開催することができました。

PTC運動会前日

2022-05-27 18:29:11
 とうとう明日がPTC運動会となりました。スローガン「一人一人の 心をひとつに あきらめない あよっ子 いつでも ビッグスマイル!」のもと、これまで練習を重ねてきました。
 子どもたち一人一人が全力で取り組み、それぞれが協力し合えば、より素晴らしい運動会になると言うことを、2年生以上の子どもたちの集団下校で、4、5年生の代表の子が言いましたが、まさにその通りだと思います。
 1、2年生の作成した「てるてるぼうず」のおかげで、とてもよい天気になりそうです。明日、子どもたち、そして保護者のみなさんが、安全に競技等ができることを願っています。