阿用小学校


1学期が終わりました

2022-07-20 13:58:42
 今日で1学期が終わります。69日(1年生は68日)間、1日の臨時休業もなく過ごすことができました。
 本校初めてのオンラインを終業式で行いました。(7月の校報に詳しく載せています)「九月」(薩摩忠作)の詩を通して、子どもたちの1学期の成長と夏休みの過ごし方について校長が話しました。その後、各クラスで1学期の総まとめをしました。
 2枚目・・・1年生  全員が保育園でしたので、初めての夏休みです。夏休みカレンダーで日々の生活を振り返ることについて説明を聞いていました。「毎日、〇、△などとつけるんだよ」「はい!」
 3枚目・・・2年生  学級目標のふり返りをしていました。3つある目標全てはなまるの自己評価でした。一人ひとりがその理由を発表していました。
 4枚目・・・3年生  夏休みの生活・学習目標を立てていました。「ぼくは、1日〇時間勉強します」「私は、読書をがんばろう」
 5枚目・・・4年生  「1学期の4年生の取組を見ても分かるように、チャレンジすることで成長できる」「夏休みもチャンスである。がんばってやってみよう」という話をしていました。
 6枚目・・・5・6年生 担任から、夏休みの課題などを1つずつ説明を聞きながらもらう。「あぁ、今でもこんなにあるのに、まだあるんだ」「これは帰ってすぐからやらなくては」
 先週の終わりくらいから、1学期の終わりを見据えて、1学期のふり返りをしたり、夏休みの生活等のめあてをたてたりしてきたと思います。せっかく、生活リズムが整って、やる気も満ちて心のパワーも全開ですので、このままの生活をしてほしいと思います。一人一台端末で、毎日はみがきカレンダーの記入をするようにしています。どうぞよろしくお願いします。
 
 1学期間、子どもたちがこれだけ、安心して健康に取り組めたのは、保護者、地域の皆様のご協力があったからこそだと思っております。本当にありがとうございました。

 

夏休みが近づいてきました

2022-07-19 16:20:02
 夏の3連休が終わり、夏休み気分もあったかと思いますが、豪雨の中元気に登校してきました。1学期、最後の1日中ある日として、1学期の総まとめや夏休みに向けての準備をしている学級がありました。
1枚目の写真は、4年生の「なつにかしこくなっちゃおう」という、夏休みの宿題集です。担任からは、「大丈夫1学期に習ったことで、教科書にも書いてあるから」と励ましの言葉をかけてもらうなかで内容を見ていました。「大丈夫、これならできそう」「かしこくならないとねぇ」などというつぶやきが聞こえてきました。各学年が、それぞれ学習したことを定着、発展できるような宿題が準備されています。1年生は、せっかく習ったひらがなを忘れないように、ひらがなのカードを配られました。カードをめくっては、「あ」「きゅ」「ぱ」などと、カードに書いてあるひらがなを読む練習をしていました。これまでの経験ですが、これを夏休みに保護者の方としっかりされると、2学期からの国語の音読ばかりではなく、他の学習にも効果があるようです。
 2年生は、夏休みの自学学習として、新聞を開いて活動の見通しを立てていました。新聞の写真や記事、絵などを見てコメントを書くという『大人』の活動を行います。子どもたちは、「この人見たことある!」「この記事について書いてみたいな。おうちで話していたもん」などと会話をしていました。
 4枚目の写真は、3年生の子どもたちが学級でのいわゆる「お楽しみ会」に何をするのかを話し合っていました。「理科でやった車で遊びたい」「〇〇鬼がしたい」などという意見が出ていました。得てして、中学年のこういった話し合いは「あれがやりたい」「これがやりたい」という大きな声と、どうせ声の大きい人の意見で決まるんでしょというあきらめのため息が聞こえますが、それぞれの意見に対して「いいねぇ、それ」「なるほど、それならみんなが」という前向きな発言ばかりが出てきました。
 4年生は、安全、衛生上の配慮を徹底した上で、スイカ割りをしていました。突然入ってきた教職員に対し「〇〇先生、1学期お世話になりました。私たちののすいかを一緒に食べてください。」と柔らかな表情で誘ってくれました。じゃんけんでとる順番を決めて、みんなで食べていました。
 5、6年生は、ただひたすら静かに教室をきれいにしていました。自分の使った机、ロッカーなどをきれいにすることは当たり前で、休んでいる子ども、更には3階全体で汚れているところを見つけて掃除をしていました。そのあと、思い切り1学期のがんばりをねぎらっていました。
 警報等がけたたましく鳴り響く職員室と違い、多くの学級で夏休みへのカウントダウンが行われていた1日でした。

学期末によく見られる光景ですが・・・

2022-07-14 17:12:59
 この時期は、学期末のまとめもあり、テストをしている学級が多くなっています。1年生も緊張しながらテストを行っていました。テストは学習の終わりではないのに、緊張するのは A結果によっては叱られるから B 今まで学習してきた自分の成果を思う存分に出したいから と聞かれたとき、Bと答える子どもであってほしいです。
 2年生は、「水のかさ」の学習を行っています。実は、「長さ」、「3けたの数」の後にこの学習があることは非常に大きな意味があり、まとまりを10や100で考えるという感覚や知識を徐々に付けていくこと、前に学習したことを活かして考えるよさを味わうこと、を意識して学習する順番を決めてあります。(この後の、小数や分数、わり算などがわかりやすくなることにもつながります)。数字を見て、かいて覚えるという学習ではなく、生活で使っている道具などを使うなどして、日常の生活で学んだことを活用できるよう工夫した学習を行っています。
 3年生は、ゴムや風で動く車を理科で学んでいます。体育館を大きく使って、ゴムをどのようにすれば車がうまく動くのかを体験を通して考えていました。4年生は硬筆書写コンクールに向けた取組を行っていました。この取組が終わってもよりよい書字をしようとする態度を身に付けるため、1番はじめの作品から保管しています。それを使って、自分の成長を探り、自己のがんばりを認め、自分の気をつけてきたことを再確認する活動を設けています。

ありがとうございました。クリスタル先生

2022-07-13 16:39:01
 4月から、ALTとして本校のスタッフの一員となってくださっていた、クリスタル先生が今日で最後となりました。各学級は、思い思いの「プレゼント」を送りました。1年生は、習いたてのひらがなを駆使してメッセージカードをかいていました。「クリスタル先生の好きなものは」などと、1回しか授業がなかったけれど、しっかりその時のことを思い出してかいていました。また、3年生、4年生は学習したことをイメージして黒板を1枚のメッセージカードに見立て、授業の際に紹介していました。最後の外国語活動ということもあり、いつも以上に積極的に取り組んでいました。2年生は、業間にクリスタル先生に自分たちでつくったお手紙を渡しました。クリスタル先生に感謝の気持ちが伝わるように、声を揃えてしっかり「ありがとう」を伝えました。3~6年生は、下校時にクリスタル先生をみつけ、一人ひとりハグをしたり、目を見て「Thank you」といったりしていました。恥ずかしくて直接言えない子もしましたが、少し離れたところから感謝の気持ちを伝えていました。
 こうして、ALTとの温かい関わりがほんの数か月(しかも毎水曜日だけ)で築くことができたのはなぜでしょうか。1番大きな要因は、クリスタル先生の人柄です。いつも笑顔で、子どもたちの発言や取組をしっかり褒めていました。こちらがびっくりするくらい、ごく自然に褒められるのは、それだけ子どもを含め、他人に対していつも肯定的な見方をしておられるからでしょう。文化も違い、言葉も伝わらないところで、そうした前向きな生き方ができることを、子どもは感覚的に「素敵」だと感じるのだと思います。(だれだって、いつも褒められる方ががんばれる!)
 また、子どもたちが、安心して学級、学校で、自分の気持ちや願いを表わすことができることも大きな要因だと思います。外国語活動は外国語が話せるようになることだけを目的としていません。「やっぱりたくさんの人と楽しく関わるっていいな」と感じることが重要です。間違いがあった時、担任が怒ったり、友だちが笑ったりするするような雰囲気ではそんなことは感じられません。そうした、よい雰囲気があるからこそ、クリスタル先生と密接な関わりができたのだと思います。
 最後の写真は、本校ならではのプレゼントです。畑でキュウリをはじめ、多くの収穫物があります。毎朝、職員室に「先生!今日は〇〇が穫れました。」とうれしそうに報告してくれます。自分たちが種や苗から育て、毎日水をやって大きくなったのですから、いくら毎日穫れても、うれしいものでしょう。そうしたうれしそうな表情を見ると、本当は毎日「先生〇〇がわかりました。(がんばりました)」と伝えたいのではないかと、ハッとします。クリスタル先生はキュウリも好きだそうです。喜んで持って帰られました。

先生 食べられませんでした 3年生ヤマタノオロチ伝承見学

2022-07-12 17:04:16
 3年生は、総合的な学習の時間で「ヤマタノオロチ伝承」について取り組んでいます。先週の7月8日には、社会科の「大東めぐり」でもお世話になった地域の方にお越しいただき、スサノオノミコト、ヤマタノオロチについて紙芝居を中心に学びました。この地域の方は、ご自分で古事記、出雲風土記、雲南地方に残されているヤマタノオロチの伝承について長年調べてこられた方ですので、子どもたちは話にすっと入り込んで、ある時はスサノオノミコト、ある時はイナタヒメ、ある時は村人になって聞き入っていました。自作の紙芝居のヤマタノオロチを見た子どもたちは、「赤い目だ」「怖い顔をしている」「強そう」などと口々に言っていました。そうしたヤマタノオロチ伝説が、この雲南の地でずっと昔から言い伝えられてきたこと、話の証拠になるような神社などが残っていることを話されると、子どもたちは自分のことのように誇らしげにしていました。もはや、子どもたちは「ヤマタノオロチ伝説」の中に入り込んでいるようです。
 そして、本日「ヤマタノオロチの伝承」見学に出かけることになりました。あいにくの雨でしたが、それも吹き飛ぶような大きな声で「これから見学に行ってきます」と子どもたちはあいさつに来ました。「ヤマタノオロチが出るかもしれないので、気をつけてくださいね」というと、子どもたちの顔はさっと真顔になり、「その時は捕まえます。」「あの赤い目でにらまれたら怖くて動けない」「大きな口だから一口で食べられる」と小さい声で言い始めました。自分たちで本やインターネットで調べたりしてきましたし、地域の方の詳しい話も聞きましたので、個々の子どもたちの頭の中には思い思いのヤマタノオロチがイメージされていることがわかりました。
 2枚目の写真からが本日の見学の写真です。子どもたちの思いが通じたのか、いつの頃からか雨がやんできたようです。実際の現場で話を聞くことで、より一層スサノオノミコトやヤマタノオロチが身近になってきたと思います。そのことが、子どもたちの頭の中のヤマタノオロチ像をより詳しくしていったことと思います。たった、3時間弱でしたが、子どもたちは「大冒険」であったと思います。
 学校に帰ると、出発時、以上の大きな声で講師の方へのお礼を言っていました。そして、職員室に帰ってくるなり、「先生、(ヤマタノオロチに)食べられませんでした。」と報告しました。3年生の一人ひとりの中に芽生えたヤマタノオロチがどのように成長していくのか楽しみです。