阿用小学校


さつまいもの苗植え

2022-05-16 14:18:34
 今日、さつまいもの苗植えを全校で実施しました。交流センターの畑の整備とご指導のもと、今日を迎えることになりました。「苗の先は幼稚園側に向けて」「だいたい10センチくらいに掘る」という説明を受けて、全校が植えることになりました。6年生にとっては、6回目の経験ですが、実はこの説明を実際に行うことは難しいことです。苗の先はどういう形をしているのか、「幼稚園側」に向けるということは、幼稚園に対してどのような角度にすればよいのか、ものさしがないところで10センチをどのように判断するのか、という難問がありました。空間認識や数量感覚といった特に算数で必要となる力を使わなければなりません。高学年は、自分の苗を植えなければいけませんので、1、2年生に言葉で伝えるしかなく、よけいに難しかったようです。
 そんな中、4年生や5年生の子が、当たり前のように困った友だちの前に来て教えたり、助けたりしていました。教職員や6年生が指示したわけではなく、自分たちで考えて行動しているようでした。苗を植え終わると、だれかれとなく水やりのために水を入れにいってくる子、水のやり方を教える子、他の班で困っている友だちを教える子と、次々に自分たちで考えた行動が見られるようになりました。
 最後に振り返りをしましたが、2、3年生の中には、1年生が楽しんでいたことがうれしかったという子がたくさんいました。また、4年生では、「早く下級生に教えたくてずっと、6年生などがやっていることを学んできた。今日、やっと教えられて、1年生が植えることができて本当によかった」という内容の振り返りがありました。この子は、さつまいもの苗植えの他に、下級生にわかりやすく教えるにはどうすればよいのかを、しかも3年間も学んできたのです。私は非常に感動していましたが、他の子どもたちは当たり前のような表情をしていました。
 さつまいもの苗植えという活動ですが、様々なことを学んだり、身に付けたりすることを、子どもたちに教えてもらった1日でした。
 

色別集会が始まる

2022-05-12 16:32:39
 5月28日に予定しているPTC運動会に向けて、今日から1年生から6年生までの子どもたちが3色のグループに分かれて応援などの練習を始めました。
今日は、6年生の代表が、各色のスローガンなどを発表しました。その後、そのスローガンを全員で大きな声で言う練習をしていました。ここがなかなか難しいところです。5、6年生で練習をしていたときは、「運動会を成功させよう」という願いをもっていて、指示もわかり合えるメンバーだったので、うまくいっていましたが、なかなかそうはうまくいきません。せっかく練習してきたのになぜうまくいかないのだろうと焦りを感じたり、大きな声を出せない1~5年生にいらだちを覚えたりすることがあったと思います。ある色では、5年生の活躍で、色全体が大きな声でスローガンが言えるようになったようです。
 今年度、本校は運動会において、自分たちで考えて行動できるようにすることをめざしています。そのためには、しっかりと準備をする必要がありますし、また臨機応変に対応できるアイディアも必要でもあります。一番大事なことは、運動会においてどんな関わりをしていくとよいかを子ども一人ひとりがしっかりと考えることだと考えます。
 昨年まで、1月以上かけてどのようなことを運動会でやるのかを、遊びの中から見つけて、自分たちで作り上げていく経験をしてきた1年生。今年は、2年生へのあこがれをもって、競技の練習をしています。2年生が行う準備やかたづけの様子をとても真剣に見ている姿に、運動会への積極的な関わりの姿勢が見られました。4年生は、運動会のスローガンの看板作りを行っていました。模造紙1枚に1字を書く経験などしたことがない中で、友だちと相談しながら下書きをしていました。
 最後の写真です。まずは、運動会に向けて健康を整えることが大切ですが、気合いを入れるため、はちまきを、自分の力で、ちょうちょ結びができることが必要だと思います。

表現って楽しいな

2022-05-11 17:55:03
 今日、1、2年生は、お菓子の箱やカップをつなげたり、高くしたりして自分たちのイメージするものを作る活動を合同の図工で行いました。はじめは、一人ひとりが先生が用意した箱などの素材を選んで、自分の席で何を作るのか考えていました。のりとテープは使わないでつなげたり高くしたりすることが決まりでしたので、箱を縦や横に置いてイメージを膨らませていました。少しずつ、箱の特徴などをうまく使って、家やお店、球や円柱(ガムテープの芯)が転がる道を作ってみたいという願いが芽生えてきました。同じイメージがわいた友だちを見つけて一緒に協力して作り出す子もいますし、一人で黙々と作り続ける子もいました。保育園で、しっかり経験しているとは言え、テープやのりを使わないでイメージ通りに作るのは大変難しかったと思います。あちこちで「いいこと考えた」「それいいねぇ。〇〇ちゃん」などという声が出始めたころ、まるでテーマパークのような作品が次々を出来上がっていっていきました。その後、それぞれの作品を見合いましたが、自分がしっかり作ったので、友だちの作品を見る目も真剣でした。一人ひとりのじっくり取り組む(努力)と互いの協力やアイディアの出し合い(協力)が見られた一こまでした。
 午後は児童総会を行いました。5、6年生が中心となって、今年度前期の委員会の活動の説明と、全校にお願いしたいことを発表しました。また、全校の子どもたちは、その説明を聞いて質問をしました。午前中のリハーサルでは、緊張感のある中で、どれくらいの声の大きさでいえばよいのか、全校からの質問にはどのように答えればよいのかを考えていました。予め用意したセリフを読むことだけでも大変なことですが、予想もつかない質問に対してどのように答えるのかは、さすがの高学年でもハードルが高いと思います。しかし、今まで全校にわかってもらえるようにするにはどうすればよいか考えて準備してきたこと、一緒にがんばってきた友だちがフォローしてくれると思える信頼感によって、堂々と進行させることができました。また、1~4年生の子どもたちも、全校で発表することはとても勇気がいることだと思います。学校がよりよくなるためにという願いをもっているからこそ、勇気を振り絞って言えたのだと思います。
 この高学年の子どもたちが偉いのは、終わった、失敗しなかったで終わるのではなく、しっかりと振り返りを行うことです。こうした姿勢が、これからの運動会への準備等につながると思います。

あよっ子トーク始まる

2022-05-10 16:45:12
 今日から、今年度の「あよっ子トーク」を始めました。朝礼前の10分間に、子どもたちがじゃんけんで選んだテーマを話したり、その話したことについて質問したりする活動です。ルールは、あいさつ(お願いします、ありがとう)をすること、うなずいて聞くこと、説明をよく聞くことの3つです。2年生は、5、6年生と一緒に行いました。どの学年も、和やかな雰囲気でじっくりと話したり聞いたりする姿が見られました。
 この活動は、自分や友だちをじっくり考えるよい機会になると思います。例えば、「好きな色」について答えるとなると、自分の好きな色は?と自分のことを考えますし、友だちと同じだったり違ったりすることで、自分を再度考えることになります。自分と同じだったり違ったりするから、質問したくなってきます。こうやって、たったの10分ですが、自分や友だちを考える時間が設けられることはとても大切だと思います。
 こうした活動が積み重なっていくと、子どもだけで話し合いが進められるようになっていくと思います。

連休が明けました

2022-05-09 16:58:40
 連休が明けました。連休明けを感じさせないほどの明るく元気な声であいさつをする子どもたちが多いです。今日は残念ながら、昇降口で出迎えることができませんでしたが、私が学校に来て良かったな、一日がんばろうと思わせてもらえるあいさつでした。
 というものの、ある教室に行くと「疲れや眠さは教室では見せない。それは、ここは『公』の場だから。」といった担任の先生からのメッセージがありました。その言葉通り、全校で朝から国語の音読やテストが目白押しでした。姿勢が崩れることなく、一生懸命取り組んでいる姿がたくさん見られました。
 こうした姿を見るたびに、ゴールデンウィーク中も歯みがきチェックをチームスを通して行わせていただくなど、保護者の皆様の、子どもたちの家庭での生活をしっかり見守ってくださっていることに対して敬意を表します。どの学級でも、歯みがきがしっかりとした習慣となっています。
 さて、今月の終わりに運動会があります。5、6年生の教室のカレンダーは今の時点でもかなり黒いです。これから、もっと書き込みが増え、そのたびに子どもたちの育ちと学びの広がりや深まりが見られると思うと楽しみです。それと同時に、畑も準備が整いつつあり、これから秋までの栽培の活動が始まろうとしています。