阿用小学校


チャイルドセーフティーリーダー委嘱式

2022-05-18 17:15:57
 今日は、雲南警察署の方に来ていただいて、チャイルドセーフティーリーダー委嘱式を行いました。チャイルドセーフティーリーダーとは、登下校時に、本人はもちろんのこと下級生も、不審者による声 かけやつきまとい、さらには交通事故から守ることを雲南警察署などからお願いされる小学校の班長です。
 雲南警察署の方々は、校長室にいらして「あいさつは交通安全、防犯にとって重要である。大東町内の子どもたちは登下校時にあいさつをしっかりしていて気持ちよい。」ということをおっしゃっていました。
 さて、委嘱式が始まりました。体育館に全校児童が集まりましたが、全く物音がしない位の緊張感がありました。まず、チャイルドセーフティーリーダーについての説明や交通安全や防犯について気をつけることを教えてもらいました。気をつけてほしいことをおっしゃると、そのたびに全校の子どもたちが、練習してきたかのように声を揃えて返事をしていました。その後、登校班長の7名が呼ばれ、代表の6年生が委嘱状をもらい、誓いの言葉を言いました。班長以外の他の子どもたちも、背筋が伸びていました。
 委嘱式後に、雲南警察署の方々から「大変素晴らしい子どもたちだ」とお褒めの言葉をいただきました。それは、返事や着座や起立などの反応の早さと集団としてそろっていることでした。これは、交通安全や防犯上、非常に大切なことだそうです。こういった姿は、毎日の授業や活動で、一人ひとりが意識しているからできることだと思います。その後の全校集会で話した「努力」と「協力」が見られたのだと思います。5枚目の写真。今日は2人での登校の班です。2人ですので、誰があいさつを大きな声でしているのかがわかります。こちらから見ていると、勇気を振り絞って声を出していることがよく分かります。こうした、一人ひとりの責任感や勇気が毎日の「大きくて元気な」あいさつにつながっていると思います。
 先般から、本校教職員は雨の日にも校庭整備を行っています。そのことを聞いた4年生は、自分たちも作業をしたいといって1時間、作業をしました。競技や応援に目が向きがちですが、まずは環境をしっかり整えることも運動会の大切なことだということを4年生は理解しているのだと思い、とてもうれしくなりました。

高学年は忙しい?

2022-05-17 18:08:38
 5、6年生の教室にある黒板によると、PTC運動会まであと9日(登校する日)だそうです。5、6年生の会話を聞いていると「あぁ、やることがたくさんあるから~しないといけない」という内容が聞かれます。授業は当然行われます。6年生は、メダカと人間の同じ所と違うところについて話し合っていました。読書などで得た知識を使いながら必死に絞り出していました。5年生は、種から芽が出るには何が必要なのか、それを確かめるためにはどうすればよいのかを話し合っていました。日光が必要だと考え、日光を遮って育てるにはどうすればよいのかを考えていました。6校時には委員会が行われていました。運営委員会は、51人全員が元気のよいあいさつをするためにはどうすればよいのかを考えていました。どのように働きかけるとより多くの人があいさつをするのかを真剣に考えていました。文化委員会は、内容に合った曲を流すにはどうすればよいのかを考えていました。健康委員会は、マラソンタイムで全員がおもいきり走るにはどうすればよいのかを考えていました。どこも、すべきだという考えばかりではなく、様々な捉えをする人がいること、活動の目的と多面的に考えていました。その合間に、運動会の色別集会の準備をしていることでしょう。ここでも、担任の先生はきっと「それでは1年生は動かないのでは」などといって、相手の立場に立って考えるように促しておられると思います。
 こうして、高学年はやることがたくさんあるでしょう。しかし、写真の表情を見てもらうとわかるように、いきいきしています。忙しいという字は「心をなくす」と書きますが、高学年の子達は、どのような活動でも願いをもって、思いやりの気持ちをもって取り組んでいるところをみると、心をなくすどころか、「心が豊か」になっていると思います。
 今日は、1~3年生の合同体育が行われました。3年生教室では、「1~2年生に、『3年生って優しくてかっこいい』っていってもらいたいよね。」「がんばろう」という会話を踏まえ、自分たちが最高学年として1、2年生を引っ張っていったようです。残念ながら様子を聞くだけになってしまって残念です。次の機会を期待しています。
 

さつまいもの苗植え

2022-05-16 14:18:34
 今日、さつまいもの苗植えを全校で実施しました。交流センターの畑の整備とご指導のもと、今日を迎えることになりました。「苗の先は幼稚園側に向けて」「だいたい10センチくらいに掘る」という説明を受けて、全校が植えることになりました。6年生にとっては、6回目の経験ですが、実はこの説明を実際に行うことは難しいことです。苗の先はどういう形をしているのか、「幼稚園側」に向けるということは、幼稚園に対してどのような角度にすればよいのか、ものさしがないところで10センチをどのように判断するのか、という難問がありました。空間認識や数量感覚といった特に算数で必要となる力を使わなければなりません。高学年は、自分の苗を植えなければいけませんので、1、2年生に言葉で伝えるしかなく、よけいに難しかったようです。
 そんな中、4年生や5年生の子が、当たり前のように困った友だちの前に来て教えたり、助けたりしていました。教職員や6年生が指示したわけではなく、自分たちで考えて行動しているようでした。苗を植え終わると、だれかれとなく水やりのために水を入れにいってくる子、水のやり方を教える子、他の班で困っている友だちを教える子と、次々に自分たちで考えた行動が見られるようになりました。
 最後に振り返りをしましたが、2、3年生の中には、1年生が楽しんでいたことがうれしかったという子がたくさんいました。また、4年生では、「早く下級生に教えたくてずっと、6年生などがやっていることを学んできた。今日、やっと教えられて、1年生が植えることができて本当によかった」という内容の振り返りがありました。この子は、さつまいもの苗植えの他に、下級生にわかりやすく教えるにはどうすればよいのかを、しかも3年間も学んできたのです。私は非常に感動していましたが、他の子どもたちは当たり前のような表情をしていました。
 さつまいもの苗植えという活動ですが、様々なことを学んだり、身に付けたりすることを、子どもたちに教えてもらった1日でした。
 

色別集会が始まる

2022-05-12 16:32:39
 5月28日に予定しているPTC運動会に向けて、今日から1年生から6年生までの子どもたちが3色のグループに分かれて応援などの練習を始めました。
今日は、6年生の代表が、各色のスローガンなどを発表しました。その後、そのスローガンを全員で大きな声で言う練習をしていました。ここがなかなか難しいところです。5、6年生で練習をしていたときは、「運動会を成功させよう」という願いをもっていて、指示もわかり合えるメンバーだったので、うまくいっていましたが、なかなかそうはうまくいきません。せっかく練習してきたのになぜうまくいかないのだろうと焦りを感じたり、大きな声を出せない1~5年生にいらだちを覚えたりすることがあったと思います。ある色では、5年生の活躍で、色全体が大きな声でスローガンが言えるようになったようです。
 今年度、本校は運動会において、自分たちで考えて行動できるようにすることをめざしています。そのためには、しっかりと準備をする必要がありますし、また臨機応変に対応できるアイディアも必要でもあります。一番大事なことは、運動会においてどんな関わりをしていくとよいかを子ども一人ひとりがしっかりと考えることだと考えます。
 昨年まで、1月以上かけてどのようなことを運動会でやるのかを、遊びの中から見つけて、自分たちで作り上げていく経験をしてきた1年生。今年は、2年生へのあこがれをもって、競技の練習をしています。2年生が行う準備やかたづけの様子をとても真剣に見ている姿に、運動会への積極的な関わりの姿勢が見られました。4年生は、運動会のスローガンの看板作りを行っていました。模造紙1枚に1字を書く経験などしたことがない中で、友だちと相談しながら下書きをしていました。
 最後の写真です。まずは、運動会に向けて健康を整えることが大切ですが、気合いを入れるため、はちまきを、自分の力で、ちょうちょ結びができることが必要だと思います。

表現って楽しいな

2022-05-11 17:55:03
 今日、1、2年生は、お菓子の箱やカップをつなげたり、高くしたりして自分たちのイメージするものを作る活動を合同の図工で行いました。はじめは、一人ひとりが先生が用意した箱などの素材を選んで、自分の席で何を作るのか考えていました。のりとテープは使わないでつなげたり高くしたりすることが決まりでしたので、箱を縦や横に置いてイメージを膨らませていました。少しずつ、箱の特徴などをうまく使って、家やお店、球や円柱(ガムテープの芯)が転がる道を作ってみたいという願いが芽生えてきました。同じイメージがわいた友だちを見つけて一緒に協力して作り出す子もいますし、一人で黙々と作り続ける子もいました。保育園で、しっかり経験しているとは言え、テープやのりを使わないでイメージ通りに作るのは大変難しかったと思います。あちこちで「いいこと考えた」「それいいねぇ。〇〇ちゃん」などという声が出始めたころ、まるでテーマパークのような作品が次々を出来上がっていっていきました。その後、それぞれの作品を見合いましたが、自分がしっかり作ったので、友だちの作品を見る目も真剣でした。一人ひとりのじっくり取り組む(努力)と互いの協力やアイディアの出し合い(協力)が見られた一こまでした。
 午後は児童総会を行いました。5、6年生が中心となって、今年度前期の委員会の活動の説明と、全校にお願いしたいことを発表しました。また、全校の子どもたちは、その説明を聞いて質問をしました。午前中のリハーサルでは、緊張感のある中で、どれくらいの声の大きさでいえばよいのか、全校からの質問にはどのように答えればよいのかを考えていました。予め用意したセリフを読むことだけでも大変なことですが、予想もつかない質問に対してどのように答えるのかは、さすがの高学年でもハードルが高いと思います。しかし、今まで全校にわかってもらえるようにするにはどうすればよいか考えて準備してきたこと、一緒にがんばってきた友だちがフォローしてくれると思える信頼感によって、堂々と進行させることができました。また、1~4年生の子どもたちも、全校で発表することはとても勇気がいることだと思います。学校がよりよくなるためにという願いをもっているからこそ、勇気を振り絞って言えたのだと思います。
 この高学年の子どもたちが偉いのは、終わった、失敗しなかったで終わるのではなく、しっかりと振り返りを行うことです。こうした姿勢が、これからの運動会への準備等につながると思います。