校区の概要

吉田町は、県の東南部に位置し、南は飯南町、広島県(庄原市高野町)、北は三刀屋町、木次町、東は奥出雲町、西は掛合町に接している。大万木山をはじめとする山々に囲まれた山間地に位置し、冬の気象は厳しいが、四季折々の大自然の美しさを楽しむことができる。昭和29年11月、旧吉田村・旧田井村が合併して吉田村が誕生し、その後、平成16年11月には、市町村合併により、新しく雲南市吉田町となった。

吉田町(旧吉田村)は、古くから「たたら製鉄」によって栄えた歴史をもつ地域である。吉田地区にある田部家は、松平藩の鉄師として日本一の鉄山経営を行っていたため、地区の人々も、昔は「たたら製鉄」に関わりをもつ生活を行ってきた。しかし、大正末期には、洋式高炉による製鉄に押され生産は停止した。
昭和61年「鉄の歴史村宣言」を行い、以後、鉄の未来科学館、鉄の歴史博物館、菅谷たたら山内など鉄に関わる施設の整備を始め、田部家土蔵群付近街並みの整備、グリーンシャワーの森を中心とする施設の整備等、新たな村づくりが意欲的に進められた。

また、田井地区に総合福祉施設としてのケアポートよしだ、吉田地区に稲わら工房がつくられ、高齢者の方々とのふれあいを通して子ども達が学んでいく環境も整えられてきている。

吉田小学校は旧吉田村を校区としている。校区が広いため、一部の児童はバスを利用して通学している。



雲南市立吉田小学校