今年度も田部長右衛門氏に「ふるさと教育講演会」の講師としてお話いただきました。
平成27年度から毎年ご講演をいただいています。
今年度は「やってやれないことはない!吉田が日本の最先端!」という演題で、ふるさと吉田の魅力を中心に、日本がこれまで歩んできた歴史や日本の現状と世界との比較、これからの時代の考え方などについて、生徒たちにわかりやすく、そして今年も熱のこもった語り口でお話しいただきました。
講演には、総合的な学習の時間でお世話になっている「たなべたたらの里」の方々も来られました。
きれいな水、豊かな山、肥沃な土地、そして歴史文化など、吉田は日本の中でも素晴らしい土地で、今あるものは「当たり前ではない」、むしろ都会や外国から見れば「最上級でぜいたくな環境」にあることを何度も強調されていました。
そして、5年、10年のくくりの中で、今あるものを生かし、無いものは作ればよい、という発想で、エネルギーと食料の自給率を100%へと目指していくための街づくりについてもお話しいただきました。
それを「皆さんとの約束」として、毎年進んでいく事業について教えていただいています。
また、持続可能な街にしていくことが、自分たち世代の務めであり、次へと繋げていかなければならないということを思いを込めてお話しいただきました。
最後には、ご自身の経験や知見から、「これから歩む道は小さな階段を少しずつたゆまず作っていけば、少々失敗してもすぐに立ち直ることができる。失敗もまた学びとなること、勉強だけでなく、いろいろなことに興味を持って目の前のことに取り組んでいくことが大切。」など、生徒たちにエールもいただきました。
生徒からも、講演を聞いた感想や質問をさせていただき、一つ一つ丁寧に答えていただきました。
お忙しい中、今年もご来校いただきありがとうございました。
以下に生徒の感想を少し紹介します。
〇ふるさと教育講演会で田部さんのお話を聞いて、改めて吉田の空気や水、お米は最上級で綺麗だということがわかりました。なぜ日本は魅力度ランキングが低いのかや、世界においていかれたのかも知ることが出来ました。水がきれいなことはありがたいことということが分かったので、毎日感謝の気持ちをもって過ごしていきたいです。少しずつ階段を作っていきたいです。
〇自分は去年聞いてすごく興味を持っていました。今日の話を聞いて今までの吉田でたくさんのことが進んでいることがわかりました。こんなにも田部さんが吉田のことを熱く思われていて自分で考えた計画を有言実行されていることにも凄い力だと思いました 自分が失敗をしてもめげずに前を向いていきたいと思います。
〇講演会を聞いて、吉田にいろいろな建物ができたりすることをきいてすごいなと思いました。10年後には実現すると言っておられて実際に行ってみたいなと思いました。吉田は人口がとても少ないので吉田の魅力を発信できるようなことをしていきたいなと思いました。 最後に物事をするとき一気にするのではなく少しずつこつこつすることがいいと言っておられて勉強など毎日こつこつやって失敗してもすぐに立ち直れるようにしたいです。
〇吉田の1年後2年後について話を聞いてすごくいろいろな店にも行ってみたいと思ったし出雲大社の本殿の屋根の木を地元の木を使われると聞いてすごいことだと思いました。 また、吉田町の自給率が、エネルギー自給率100%、食料自給率100%になると聞いたのですごく楽しみです。
〇吉田の良さをを改めて知ることができました。日本の問題や、問題をどう解決していくかも知ることができました。また、吉田の未来について5年後、10年後に吉田がどうなっているかがとても楽しみです。私たちの未来に向けてのアドバイスも言ってくださったので、実践していきたいです。