今年度の木次っ子運動会を開催しました。開催判断をした6時頃は雨がやんで空もやや明るくなっており、天気予報はくもりで途中雨がパラパラ降るかもしれないということでした。木次小のグランドの水はけがよいことを踏まえ、実施できると判断しました。一日間をおかずに実施したいという子どもたちの声を聞いていたことや、日曜日に順延したときに家庭の都合で参加できない児童がいたことも頭をよぎりました。予想以上に雨が断続的に降り、準備を手伝っていただいたPTA役員の皆様には、グランド整備などに大変ご苦労をいただきました。
開会式では、今年度のスローガンである「全校で協力して笑顔でがんばる運動会」のくす玉がきれいに割れ、児童代表の挨拶、PTA会長様の挨拶、色長さんの力強い選手宣誓で、今年度の運動会がスタートしました。
今年度は競技の数を絞り、子どもたちがみんなで協力してできる競技を中心にプログラムを組みました。低学年の「さいころでどきどき」、中学年の「うず潮KISUKI」、高学年の「ねこぐるマン」とも、2人ずつがペアになって、協力して行う種目でした。みんな一生懸命競技し、仲間に声援を送りあいながら、大変盛り上がりました。
あきば班種目の玉入れは、玉が水を含んで重くなったなか、みんな一生懸命に玉をかごに投げ入れました。赤組さんと紫組さんが大接戦で、玉を数えるのをかたずをのんで見守り、勝負が決まった瞬間は大声援が飛び交いました。
木次小学校応援合戦では、各色が工夫を凝らしたパフォーマンスを披露しました。どの色も、最初にミニの劇(やりとり)をしてからダンスにつなげるという構成でした。赤組さんには神様が登場し、チームでまとまったダンスを披露しました。黄組さんはCCレモンの力で、元気いっぱいのダンスを行いました。
青組さんは男子の凝った衣装で会場を沸かせ、動きのあるかっこいいダンスを披露しました。紫組さんは、工夫とダンスのまとまりで、見事応援合戦の最優秀賞を獲得するパフォーマンスを披露しました。これまで6年生を中心に全校児童で創り上げてきた応援合戦でしたが、「全校で協力し、笑顔でがんばる運動会」のテーマにふさわしく、みんな笑顔でやりきることができました。どの色も素晴らしいパフォーマンスでした。(応援合戦後に6年生で撮った写真は、保護者ページに掲載していますので、ご覧ください。)
運動会の最後は、低学年・中学年・高学年のリレーです。グランドの状態がよくなかったのですが、土を入れていただいて何とか走れる状態になりました。一人も転ぶことなく、みんなが一生懸命にバトンをつなぐことができました。6年生にとっては最後となる高学年リレーは最も盛り上がり、赤組が歓喜のゴールテープを切りました。
開始から終了まで、天気を心配しながらの運動会となりましたが、プログラムを変更することなく、予定していた競技をすべてやりきることができました。これもPTA役員の皆様が、足下を泥だらけにしながらグランド整備などをしていただいたおかげです。本当にありがとうございました。何よりも、このようなコンディションのなかでも、精一杯競技し、応援し、係の仕事に取り組んだ子どもたちの笑顔や素晴らしい姿がみられたのがとても嬉しかったです。5,6年生が帰る前に、色長さんが一人ずつあいさつをしたのですが、達成感と充実感を込めた思いを語っていました。「全校で協力して笑顔でがんばる運動会」というめあてを達成できたかという問いかけにも、みんなが手をあげていました。順位がつくこともありますので、もしかしたら満足していない思いの児童もいるかもしれません。しかし、ここまで時間をかけて、みんなで協力してがんばってきたことそのものに、大きな価値がありますし、一人一人の成長につながった運動会になったと思います。保護者の皆様には、足下の悪い中、最後まで応援をしていただきありがとうございました。保護者ページのほうにも写真を掲載していますので、ご覧ください。