雲南市立木次小学校

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長期休業前の最後の登校日

2020-03-02 16:33:37
雲南市教育委員会の方針を受け、今日から春季休業日までを休校することになりました。2月27日(木)夜の政府の発表、28日(金)の雲南市教育委員会の方針決定など、あわただしい動きのなかで、週末も多くの教員が学校に出かけて、子どもたちのために何ができるかを考えて準備をしてきました。そして今日が6年生と一緒にみんなが登校する最後の日、担任による授業を行う最後の日となりました。
最後の全校集会では、大島校長から児童に対して話をしました。全国一斉に学校の休校を要請するような、これまでにない対応が行われたのはなぜか、長期休業をすることになったのはなぜか、それが新型コロナウィルス感染症の拡大を抑えるために行われることをまずは全員で確認しました。卒業式を立派な式にしたいこと、修了式や離・退任式で、今年度の締めくくりがきちんとできるようにしたいこと、休業中も家庭訪問などをして子どもたちの生活を支えていきたいという話もしました。また、2年間英語の授業でベロニカ先生には、3月いっぱいで日本を去られるということで、子どもたちの前で挨拶をしていただきました。ベロニカ先生とも突然のお別れになってしまいました。
大島校長からは、最後に「ありがたい」ことと「あたりまえ」という話をしました。「ありがたい」の語源は「有ることが、難(かた)い」ということで、もともとめったにないとか、珍しくて貴重だという意味があります。人は「ありがたい」ことへの感謝はしますが、「あたりまえ」のありがたさについては普段はなかなか気づきませんし、感謝もあまりしません。大島校長は、9年前に起こった東日本大震災の際に、東北にボランティアに行った経験などをもとに、「あたりまえ」が一番「ありがたい」という話を子どもたちにしました。学校が休校になり、子どもたちの日常の活動が様々に制限される状況のなかで、東北であった大震災の頃のことを思い出しました。新型コロナウィルス感染症の流行が一日も早く収束し、子どもたちにとっての「あたりまえ」の日常が一日も早く戻ってくることを心から願っています。
なお、今回の長期休業を受けて、木次小学校のホームページに「保護者ページ」を設けることとしました。ユーザー名とパスワードを入力していただいて、見ることができるようにしたいと思います。ユーザー名とパスワードについては、改めてご連絡します。今後の連絡には、新しくつくる保護者ページも活用していきたいと思いますので、何卒よろしくお願いします。